2018.08.30
【スタッフコラム】シネマと生き物たち byミ・ナミ
『ポップ・アイ』 生き物に旬の季節があるとするなら、私は夏になるとどうしてもゾウのことを考えてしまいます。夏と言えばお盆、8月15日の終戦記念日。以前もこのコラムで取り上げたように、戦争の犠牲となった動物の象徴的存在がゾ…
2018.07.19
【スタッフコラム】シネマと生き物たち byミ・ナミ
ヨルゴス・ランティモス監督 『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』 全く知らない映画でも、タイトルに惹かれて観たくなるというのは誰しも経験することです。私の場合は、やはり動物の名前が題名に入っている作…
2018.06.21
【スタッフコラム】シネマと生き物たち byミ・ナミ
カレリアン・ベア・ドッグと『ホドロフスキーの虹泥棒』 最近、ニュースでベアドッグの特集を見ました。ベアドッグとは、熊対策に活躍する犬で、熊を「退治」するのではなく、人里から離れて暮らすよう熊に「避ける」ことを促し、人との…
2018.05.10
【スタッフコラム】シネマと生き物たち byミ・ナミ
Vol. 8 はな子と『ダンボ』 5月26日は、井の頭自然文化園のスター、ゾウのはな子の命日です。亡くなった2016年当時、日本で飼育されているゾウの中では最高齢の69歳だったそうです。吉祥寺駅には、片足を上げてポーズを…
2018.04.12
【スタッフコラム】シネマと生き物たち byミ・ナミ
Vol.7 動物界のヒロイン 私が早稲田松竹に勤め始めて、もうすぐ一年が経ちます。このコラムでは、イヌからスタートし、爬虫類、鳥、タヌキと扱ってきました。しかし、あるペットの王道がまだ登場していませんでした。今回は満を持…
2018.03.15
【スタッフコラム】シネマと生き物たち byミ・ナミ
Vol.6 苦手な生き物は、どんな傑作映画もホラーに変える 先日、本年度米国アカデミー賞作品賞・監督賞など4部門を受賞したギレルモ・デル・トロ監督『シェイプ・オブ・ウォーター』を観てきました。神話の格調をたたえた物語世界…
2018.02.08
【スタッフコラム】シネマと生き物たち byミ・ナミ
Vol.5 小心者でも映画じゃ“主役” 先日、深夜に家路についていると、川沿いの草むらを駆け抜けた何者かが、こちらをじっと見る気配を感じます。視線の主は、暗やみに浮かぶ飴玉のような瞳と、むくむくした冬の毛並みが実に可愛ら…
2017.12.07
【スタッフコラム】シネマと生き物たち byミ・ナミ
Vol.4 悲しくも強い、鳥という生き物 先日、早稲田松竹に思わぬ「珍客」が迷い込みました。私が受付に入っていた時のこと。目の前を灰色のふわふわした物体が横切ったのです。何と、一羽のハトがカウンターに留まっていたのです!…
2017.11.02
【スタッフコラム】シネマと生き物たち byミ・ナミ
vol.3 孤高の映画人に寄り添う生き物 早稲田松竹では、明日11/3までジャファル・パナヒ監督『人生タクシー』を上映しております。国際的に評価の高いパナヒ監督ですが、2010年、イランの当時の政権に対する反体制的活動を…
2017.09.28
【スタッフコラム】シネマと生き物たち byミ・ナミ
Vol.2 生き物偏愛家の映画人を支える“名優”たち スクリーンに生き物への偏愛が満ちていて、作品の出来も一級品。今回は、そんな生き物偏愛家の映画人と、彼らの作品の“レギュラー俳優陣”とも言うべき生き物たちについて語りま…