2020.11.05

【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち(最終回) by甘利類

その44 最終回 小嶺麗奈と『水の中の八月』 石井聰亙(現・岳龍)監督は、『狂い咲きサンダーロード』(80)や『爆裂都市 BURST CITY』(82)などのパンクな作品で熱狂的なファンを持っています。しかし『エンジェル…

続きを読む

2020.09.24

【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類

その43 関根恵子と『遊び』 70年代初め、倒産寸前だった大映でデビューした関根恵子の初期出演作は(愛情を込めていいますが)ほとんどが狂っています。高校生の妊娠を扱ったデビュー作『高校生ブルース』(70年。陰惨なクライマ…

続きを読む

2020.07.16

【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類

その42 メーベル・ノーマンド サイレント期の三大喜劇俳優といえば、バスター・キートンとハロルド・ロイド、そしてチャールズ・チャップリン。多くの主演(監督)作品の邦題に『キートンの~』『チャップリンの~』のように冠が付く…

続きを読む

2020.03.19

【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類

その41 スー・リオンと『ロリータ』 「ロリータ・コンプレックス」という言葉を生み出したことでも有名なナボコフによる同名小説の映画化『ロリータ』(62)は、『2001年宇宙の旅』(68)をはじめ名作だらけのスタンリー・キ…

続きを読む

2020.01.30

【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類

その40 ゴールディ・ホーンと『続・激突!/カージャック』 ゴールディ・ホーンはいくつになっても変わらない底抜けな笑顔でアメリカの楽天性を体現した最高のコメディエンヌ。初期作に限っても面白い出演作はたくさんあるのですが、…

続きを読む

2019.12.05

【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類

その39 ミア・ファローと『ジョンとメリー』 ミア・ファローの名前は良くも悪くも80年代から10年ほど続いたウディ・アレンとの蜜月時代と、その酷い終焉と共に記憶されてしまっています(この事件の詳細は彼女の自伝を読むとわか…

続きを読む

2019.10.03

【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類

その38 『女性自身』ほか 藤山陽子さま礼賛 今回は恐れ多くも崇拝する藤山陽子さまについて書かせていただきます。藤山さまをご存じない方はぜひ画像検索してみて下さい。「これは女神さまや仏さまでは?」と思ってしまう人がいても…

続きを読む

2019.08.29

【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類

その37 『想い出づくり。』の時代の女性たち 日本TVドラマ史上の金字塔「岸辺のアルバム」(77)や「ふぞろいの林檎たち」(83)で知られる脚本家 山田太一。社会の片隅で不器用に生きる人々の感情を丁寧に掬い取った彼の作品…

続きを読む

2019.07.18

【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類

その36 マリアンヌ・フェイスフルと『あの胸にもういちど』 『黒水仙』(46)や『赤い靴』(48)で名高い撮影監督ジャック・カーディフは、特異な映画監督でもありました。芸者に化けたシャーリー・マクレーンが日本に潜入する『…

続きを読む

2019.06.06

【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類

その35 ゾー・ルンド(a.k.a ゾー・タマリス)と『天使の復讐』 猥雑でいかがわしくもカトリック的倫理感に貫かれた特異な作風で知られる映画作家アベル・フェラーラ。彼自身が演じるドリル殺人にとりつかれた男を描いた一般映…

続きを読む