2018.02.22
【スタッフコラム】このイケメン! byパズー
今月のイケメン「トム・ハーディ」
ただいま当館で絶賛上映中のクリストファー・ノーラン監督最新作『ダンケルク』。新しい戦争映画の傑作と呼ばれる本作品ですが、実は、注目の英国俳優が大勢出演している“イケメンパラダイス・ムービー”でもあるのです! そしてその中でも一番オイシイ役と言っても過言ではない空軍パイロット・ファリアを演じているのが、トム・ハーディです。
ロンドン出身のトム・ハーディ(以下トムハ)は現在40歳。両親ともアーティストの家に生まれ、名門芸術学校で学び、リドリー・スコット監督の『ブラックホーク・ダウン』(01)でハリウッドデビューという恵まれた経歴の持ち主ですが、若い頃はだいぶやんちゃをしていたそう。けれど20代前半でアルコール依存のため施設に入ったことや、当時付き合っていた長年の恋人との別れから更正を誓い、俳優業にまい進するようになったといいます。ちなみに今は2009年に結婚した女優の奥さまとの間に2人の子供がおり、良きパパとしても有名です。
コワモテ・マッチョな風貌から、悪役やクセの強い役が多いトムハ。主役でも脇役でも輝く変幻自在ぶりで、印象的な作品をあげたらきりがないほどですが、やはり代表作は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)でしょうか。ディストピアを孤独に生きる主人公マックスを演じ、映画の大ヒットとともにトムハの人気と評価も決定的なものになりました。ほとんどセリフが無く「ふんふん!」という鼻息での意思疎通と全身のアクション演技に笑いつつ惚れました。
ちなみに私が好きなのは『裏切りのサーカス』(12)でのスパイ役。ブロンド長髪の色気あふれるダメ男は、いつものトムハのイメージとはかなり違うのでギャップ萌えです。というか初めてトムハを意識したのがこの作品だったので、あとで『ブロンソン』(08)を観て逆に激しいギャップでした…ぜひ両作品、画像を検索していただきたい。
そんなストイックな役作りで引っ張りだこのトムハ様。今後の注目作は、来年公開のスパイダーマンの悪役ヴェノムのスピンオフ映画『ヴェノム』。トムハもついにマーヴェル参戦です! さらに『マッドマックス』の続編や、『007』シリーズの次期ボンドのうわさもあるようですよ…個人的にはラブコメに出ているトムハも観てみたいですけどね♪
(パズー)