2024.12.26
【スタッフコラム】この推しスター! byパズー
今月の推し「モニカ・ベルッチ」
2024年もあと数日。ですが、映画館の仕事というのは常に1~2ヶ月先のスケジュールを考えながら働くもので、毎年のことながらなんだかもう年越しした気分です。ということで1月のラインアップがやっと出揃いました! 1/25(土)から上映する『ビートルジュース ビートルジュース』は大好きなティム・バートン監督最新作♪ カルト的人気を誇る『ビートルジュース』の35年ぶりの続編ですが、前作を観ていなくてもじゅうぶん楽しめます! 続投しているキャストに交じって異彩を放っている新メンバーが、今回の推し、モニカ・ベルッチ様です。
「イタリアの宝石」と呼ばれるモニカ様。本人はその名称が好きではないそうですが、ほんとうにほんとうに、ヴィーナスが人間界に降り立ったんじゃないかと思うほど、美しい人です。一度でいいから生でお会いしたい…。80年代にモデルとしてデビューして、まもなく映画界へ進出した彼女は、母国イタリア語だけでなく仏語・英語も堪能で世界各国の映画に出演しています。作品のタイプも多種多様で、フィルモグラフィはとても個性的。セクシーな役柄が多いのも事実ですが、モニカ様の場合それを楽しんで演じていそうなところに好感がもてます。
最近の作品で印象的だったのはアリーチェ・ロルヴァケル監督の『夏をゆく人々』(14)。田舎に現れたTVスターの役で、まさしく女神の衣装だったので神話の人にしか見えませんでした。かと思えばエミール・クストリッツァ監督の『オン・ザ・ミルキー・ロード』(16)では汚い川でおぼれるわ羊の大群に囲まれるわ、50歳を超えて体当たりすぎる花嫁役を熱演。それでもとにかく楽しそうなので笑ってしまいます。好奇心旺盛で才能のある人とは何でもやってみる精神なのだそう。
そう、モニカ様は今年なんと60歳。しかしその圧倒的な美はますます輝きを増すばかり。『ビートルジュース ビートルジュース』の話に戻りますが、実はモニカ様、ティム・バートンの現パートナーでもあるのです。個人的に映画のハイライトは、顔じゅう傷だらけの特殊メイクを施されたモニカ様の登場シーン(笑)。監督の愛が詰まった力入りまくりのシーンをぜひお見逃しなく。
ちなみに前夫の仏俳優ヴァンサン・カッセルとの間には2人の娘が生まれており、長女のディーヴァ・カッセルは母の後を追うようにモデルから俳優の道を進んでいます。ディーヴァちゃんがこれまた天使のように麗しく、美しすぎる母娘のツーショットを見つけるとついついスマホに保存してしまう最近です…。
(パズー)