2018.08.02
【スタッフコラム】しかまる。の暮らしメモ byしかまる。
第2回 サマールッキングガイ~短パン男子に魅せられて~
わたしは夏生まれにもかかわらず暑さに弱いのですが、ファッションにおいても苦手なものがあります。それは男子の短パンです。夏のファッションとしてすっかり定着しましたが、年々気温が高くなるのに比例して丈が短くなっている気がするのは私だけでしょうか。気になって調べてみたところ、脚が長く見えるように膝上丈をチョイスするというお洒落ポイントがあるそうです。男性のファッションも丈感のこだわりなど、細やかな心遣いがあってのファッションだと思うと、街なかの短パン男子を優しい目で見られる気がします。
今回は、そんなおしゃれ短パン男子が出てくる映画、『君の名前で僕を呼んで』(原題:Call me by your name)から、私しかまる。が気になったポイントを紹介したいと思います。
冒頭で短パン男子が苦手と言っていたのですが、実はこの映画をみてから何故か短パン男子があまり気にならなくなりました。むしろ似合っている人を街中でウォッチングしている始末。映画の内容はというと、北イタリアの避暑地でティモシー・シャラメ演じるエリオと、アーミー・ハマー演じるオリヴァーがひと夏の恋に落ち、次第に惹かれ合っていく物語。80年代が舞台のこの映画では、色使いまで再現した衣装がその年代を感じさせてくれます。
そのなかでも注目すべきはオリヴァーのコーデ。かなり膝上のショートパンツにラルフローレンのシャツ。ロールアップされた袖にボタンを3つ外して胸元がチラリ…どころかガッツリ開いております。頭がよく自信家な大学院生という役どころで、仕草やセリフ回し(よく使う、「あとで。」という言葉が劇中揶揄されるほど笑)もそうですが、服でもその人となりが良く表れています。Tシャツやポロシャツなど少年らしさが惜しげもなく出ているエリオに対して、シャツを合わせるコーデが多いオリヴァーはやや大人の色気といったところでしょうか。(この対比が個人的に萌えでした。)気になる足元はというと、靴下とハイカットのコンバース。さすがにこのコーデは難易度が高く、真似しても似合う人はそう多くありません。
しかし、劇中でエリオが「みんな彼のことを好きだ。」と言っていた様に老若男女問わず魅了するアーミー・ハマーのスタイルはさすがです。そんな開放的な彼らのファッションを見て、この溶けそうな暑さに肌みせなんて躊躇している場合ではないな、と思うのでした。
(しかまる。)