2020.11.19
【スタッフコラム】わたしのランチ byもっさ
「タレカツ丼」meets ブロッコリー
何を隠そう、私は揚げ物が大好きです。でも、家ではほとんど揚げません。今年こそは「家で揚げ物を作るぞ」と目標を立て何度かチャレンジしたのですが、なかなか上達しないので、いつの間にか疎遠になっております。そんなわけで、特にランチタイムに揚げ物を食べる率が非常に高いです。今回はそんな私のお気に入りの揚げ物ランチをご紹介いたします。
最近のお気に入りは、『新潟かつ丼 タレカツ』です。都内に8店舗ほど展開している『タレカツ』、高田馬場店は昨年の7月末にオープンしました。「新潟かつ丼」とも呼ばれ古くから愛されてきた新潟のご当地グルメ「タレかつ丼」。カツ丼と言えば、卵でとじたものが思い出されますが、タレカツ丼はもっとシンプルです。揚げたて薄めのとんかつを甘辛醤油ダレにくぐらせ、ホカホカご飯にON! キャベツなどを乗せたりもせず、タレカツが豪快に乗っています。
薄めのとんかつは衣がカラッとサクッとしていていくら食べても胃がもたれる気がしません。そこに、タレとお肉のうま味がじゅわーっとにじみ出て、ご飯がご飯がススムくん♪ なんたって、この甘辛のタレが、控えめに言って最高です。そして、忘れてならないのは、カウンターに置かれた薬味たち。からしはもちろんですが、山椒との相性は抜群! 薬味好きな私はたくさん振りかけていただきます。
メニューは定番のカツ丼をはじめ、ヒレカツ、海老、合い盛り丼などがありますが、中でもお気に入りは、野菜カツ丼です。カツと同じく揚げてタレをくぐった野菜たちがなんてったって絶品。ではご紹介します。ミニトマトを先頭に、ナス、カボチャ、ヤングコーン、そして、あんたがヒーロー、ブロッコリー! どれもこれも美味しいに間違いありませんが、ブロッコリーの揚がり具合、タレのしみこみ具合は半端じゃないです。この予想だにしない出会いが、(自称)ランチマスターをうならせるのです。タレカツはもちろんですが、できれば野菜ごと愛されてほしい一品です。
私が初めて行ったのは早稲田松竹が営業再開してすぐの6月。当時はまだ早稲田通りの人通りも少なく、寂しい空気が街中に漂っていました。そんななか出会ったタレカツの美味しさと共に、強烈に印象に残っているのは、店員さん(男性二人)の会話です。
「今日、早稲田松竹の前、すごい人が並んでた。」
「えぇ!今何やってるの?」
「ゾンビの映画」
「へぇ~すごいね、ゾンビって混むんだ」
「俺、『イエスタデイ』が観たいんですよね~。」
(と延々続く…。)
「ぜひ来てください!」と会話に参加したい気持ちを押し殺して食べるカツ。なんだか妙に映画愛にあふれた空間で美味しさが増した気がします。いつ訪れてもどの店員さんもなんだか優しく丁寧で、ホッとするお店。以後、“迷ったら『タレカツ』”が定番化しております。カツ弁当や、カツだけのテイクアウトもできるので、お帰りの際に立ち寄るのもいいかもしれません。ちなみに、ここのテイクアウトの容器はまるで豪華な駅弁。ちょっと特別感を味わえて、おすすめです。
あぁ~、食べたくなってきました。今日のランチはここに決めた!
(もっさ)