日常生活には「締切」ってものが付き物です。やらなきゃいけないことを分かっていながら、なんで直前までやらないのですかね。もちろん計画的にキチンとこなす人もいますが、自分は夏休みの宿題を後半に持ち越してしまう子供でした。

毎月作っているラインアップチラシも、印刷入稿ギリギリまでパソコンにかじりついて作業するのが恒例になっています。決して直前まで忘れているワケではなく、別の事をしながらも頭の隅っこにあって、あ～そろそろ取り掛からなきゃ、とずっと考えているのです。そんな作業に入る前の「ああしよう、こうしよう」と考えに耽っている時間がけっこう気に入っています。イメージしていたデザインを形にできたときの高揚感がたまりません（やってみたらイメージと違ったときの絶望感も強烈ですが…）。

現在配布している3月のチラシも、バタバタと実質2日くらいで出来上がりました。当館で3月11日(土)から上映する『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』をモチーフにデザインしました。作品のことを思い返しながら、劇中に登場する80年代のレトロアイテムをチラシいっぱいに散りばめる作業は、締切に追われながらも至福の時間でありました。チラシを作りながら、あ～やっぱりこの作品が好きなんだと再確認できるのです。

たまには余裕をもって取り組もうかな、と思い立つことがあります。だからといって早く出来上がるワケではなく、時間があればあるほどギリギリまで手を入れちゃうのです。ほぼ固まっていたデザインが最終的に全然変わるので、「全然違うじゃん！」と他のスタッフからツッコまれてしまうことも…(笑)。コロコロ変わってすみません。

早めに取り掛かっても、逆に短い時間で作っても、結局締切までジタバタしてしまう自分に呆れてしまいますが、このギリギリ感、嫌いじゃありません。さぁて、4月のチラシはどうしましょ♪　

（うどん粉くん）