11/30(土)~12/2(月)
アンゼルム10:1014:05
関心領域12:0015:55
~17:45
【レイトショー】ハイゼ家 百年18:00~21:50
★11/30(土)終映後にトークショーあり
詳細はこちら
12/3(火)~12/6(金)
【モーニングショー】ハイゼ家 百年10:10
~14:00
アンゼルム14:1518:10
関心領域16:0520:00
~21:50

▼チケット販売時刻▼

【11/30(土)~12/2(月)】
・10:10『アンゼルム』からの二本立て >>> 9:30
・それ以降の回/ラスト1本 >>> 各回その直前の回が始まって10分後
・レイトショー >>> 9:30

【12/3(火)~12/6(金)】
・モーニングショー >>> 9:30
・14:15『アンゼルム』からの二本立て >>> 9:30
・それ以降の回/ラスト1本 >>> 各回その直前の回が始まって10分後

☆モーニング&レイトショーは二本立てとは別料金(特別料金:一律1500円)になります。
11/30(土)18:00『ハイゼ家 百年』終映後にトークショーを開催いたします。【ゲスト:渋谷哲也さん(ドイツ映画研究 日本大学文理学部教授)】詳細はこちらのページをご覧ください。
☆12/1(日)は映画サービスデー!どなた様も二本立て1000円でご覧になれます(レイトショーは1200円)。
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★指定席でご案内しております。チケットの販売は窓口のみとなります。受付にお時間がかかることが予想されますので、ご来場の際はお時間に余裕を持ってお越しください。
★そのほか、ご入場システムに関する詳細は、「劇場案内」ページをお読みください。

アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家
Anselm

開映時間 【11/30(土)~12/2(月)】10:10 / 14:05 【12/3(火)~12/6(金)】14:15 / 18:10
ヴィム・ヴェンダース監督作品/2023年/ドイツ/93分/DCP

■監督 ヴィム・ヴェンダース
■撮影 フランツ・ルスティグ
■編集 マクシーン・ゲディケ
■作曲 レオナルド・キュスナー

■出演 アンゼルム・キーファー/ダニエル・キーファー/アントン・ヴェンダース

■オフィシャルサイト
https://unpfilm.com/anselm/

■物販情報
・パンフレット(800円)

© 2023, Road Movies, All rights reserved.

ナチス、戦争、神話……戦後ドイツ最大の芸術家、アンゼルム・キーファーのすべてをヴィム・ヴェンダース監督が描く

戦後ドイツを代表する芸術家であり、ドイツの暗黒の歴史を主題とした作品群で知られるアンゼルム・キーファーの生涯と、その現在を追ったドキュメンタリー。監督は、『PERFECT DAYS』で第76回カンヌ国際映画祭 主演俳優賞(役所広司)を受賞し、第96回アカデミー賞🄬国際長編映画賞にノミネートされたことも記憶に新しい、ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース。『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』、『ミリオンダラー・ホテル』などの劇映画だけでなく、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』、『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』、『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』などドキュメンタリーも手掛け、世界各国から高い評価を受けてる。

仏・バルジャックのアトリエを中心に、アンゼルムが創作した膨大な作品群を彼が歩んだ人生と共に辿る。3D&6Kで撮影された壮麗な映像叙事詩。

アンゼルム・キーファーは、ナチスや戦争、神話などのテーマを、絵画、彫刻、建築など多彩な表現で壮大な世界を創造する、戦後ドイツを代表する芸術家。1991年、高松宮殿下記念世界文化賞・絵画部門を受賞。ヴェンダース監督と同じ、1945年生まれであり、初期の作品の中には、戦後ナチスの暗い歴史に目を背けようとする世論に反し、ナチス式の敬礼を揶揄する作品を作るなど“タブー”に挑戦する作家として美術界の反発を生みながらも注目を浴びる存在となった。1993年からは、フランスに拠点を移し、わらや生地を用いて、歴史、哲学、詩、聖書の世界を創作している。彼の作品に一貫しているのは戦後ドイツ、そして死に向き合ってきたことであり、“傷ついたもの”への鎮魂を捧げ続けている。

制作期間には2年の歳月を費やし、3D&6Kで撮影。従来の3D映画のような飛び出すような仕掛けではなく、絵画や建築を、立体的で目の前に存在するかのような奥行きのある映像を再現し、ドキュメンタリー作品において新しい可能性を追求した。「先入観を捨てて、この衝撃的なビジュアルをただ楽しんでもらいたい」とヴェンダース監督は語る。キャストには、アンゼルム・キーファー本人の他、自身の青年期を息子のダニエル・キーファーが演じ、幼少期をヴェンダース監督の孫甥、アントン・ヴェンダースが務めている。

関心領域
The Zone of Interest

開映時間 【11/30(土)~12/2(月)】12:00 / 15:55(~終映17:45) 【12/3(火)~12/6(金)】16:05 / 20:00(~終映21:50)
ジョナサン・グレイザー監督作品/2023年/アメリカ・イギリス・ポーランド/105分/DCP

■監督・脚本 ジョナサン・グレイザー
■原作 マーティン・エイミス「関心領域」(早川書房刊)
■撮影 ウカシュ・ジャル
■編集 ポール・ワッツ
■音響 ジョニー・バーン/ターン・ウィラーズ
■音楽 ミカ・レヴィ

■出演  クリスティアン・フリーデル/ザンドラ・ヒュラー

■第96回アカデミー賞 国際長編映画賞・音響賞受賞/第76回カンヌ国際映画祭グランプリ/英国アカデミー賞英国作品賞・非英語作品賞・音響賞受賞/全米批評家協会賞監督賞・主演女優賞受賞/トロント映画批評家協会賞作品賞・監督賞受賞 ほか多数受賞

■オフィシャルサイト
https://happinet-phantom.com/thezoneofinterest/

■物販情報
・パンフレット(900円)

©Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited,
Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.

そこには、いつもと変わらない幸福な日常があった。

空は青く、誰もが笑顔で、子どもたちの楽しげな声が聞こえてくる。そして、窓から見える壁の向こうでは大きな建物から煙があがっている。時は1945 年、アウシュビッツ収容所の隣で幸せに暮らす家族がいた。

壁を隔てたふたつの世界にどんな違いがあるのか?平和に暮らす家族と彼らにはどんな違いがあるのか?そして、あなたと彼らの違いは?

マーティン・エイミスの同名小説を、英国の鬼才ジョナサン・グレイザー監督が映画化。世界の映画祭を席巻した衝撃作。

第76回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝き、英国アカデミー賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、トロント映画批評家協会賞など世界の映画祭を席巻。そして第96回アカデミー賞で国際長編映画賞・音響賞の2部門を受賞した衝撃作。原作は「ニ十歳への時間割」でサマセット・モーム賞を受賞し、全米批評家協会賞にも輝いた英国人作家マーティン・エイミスの同名小説。『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』で映画ファンを唸らせた英国の鬼才ジョナサン・グレイザー監督が脚本と監督を務めた。

ミヒャエル・ハネケ監督作『白いリボン』や、オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督の『ヒトラー暗殺、13分の誤算』で知られるクリスティアン・フリーデルがルドルフ・ヘスを、『ありがとう、トニ・エルドマン』の演技でヨーロッパ映画賞女優賞を受賞し、『落下の解剖学』の演技で再び同賞に輝いたサンドラ・ヒュラーが妻ヘートヴィヒを演じる。

本作が描くのは、どこにでもある穏やかな日常。しかし、壁ひとつ隔てたアウシュビッツ収容所の存在が、音、建物からあがる煙、家族の交わすなにげない会話や視線、そして気配から着実に伝わってくる。その時に観客が感じるのは恐怖か、不安か、それとも無関心か?

【モーニング&レイトショー】ハイゼ家 百年 / Heimat is a Space in Time
【Morning & Late Show】Heimat is a Space in Time

開映時間 【11/30(土)~12/2(月)】18:00(~終映21:50) 【12/3(火)~12/6(金)】10:10(~終映14:00) 
トーマス・ハイゼ監督作品/2019年/ドイツ・オーストリア/218分(途中休憩あり)/DCP

■監督・脚本 トーマス・ハイゼ

■第69回ベルリン国際映画祭フォーラム部門カリガリ賞受賞/2020年ドイツ映画批評家賞最優秀ドキュメンタリー賞受賞/ドイツ映画賞最優秀ドキュメンタリー映画賞ノミネート

■オフィシャルサイト
https://www.sunny-film.com/100years

■パンフレット販売未定


★本作品は特別モーニング&レイトショー上映です。
☟入場料金
一律1500円(割引なし)※12/1(日)は映画サービスデーのため1200円
★チケットは、朝の開場時刻より受付にて販売いたします(当日券のみ)。

★11/30(土)18:00『ハイゼ家 百年』終映後にトークショーを開催いたします。【ゲスト:渋谷哲也さん(ドイツ映画研究 日本大学文理学部教授)】詳細はこちらをご覧ください。

©︎ma.ja.de filmproduktions / Thomas Heise

全ての歴史は、個人に宿る 在りし日の家族と故郷――

本作品は旧東ドイツ出身の映画監督トーマス・ハイゼの家族が19世紀後半から保管してきた遺品(日記、手紙、写真など)を使い、ハイゼ家が歩んだ激動の百年を監督自らのモノローグで3時間38分語る驚異的な作品である。家族の遺品が伝える歴史は第一次世界大戦に始まり、ホロコーストによって引き裂かれた家族の過去、熾烈を極めた空襲、戦後のシュタージ(秘密警察)による支配、そして、ベルリンの壁崩壊後も終わらない戦争と分断に失望する東ドイツの人々の感情について語る。引用に次ぐ引用—— 作中に積み重ねられた言葉は戦争証言にとどまらず、分断や差別、言論の自由、ジェンダー論、そしてアイデンティティの問題など現代的なテーマに及ぶ。ベルリンの壁崩壊から30年目に完成した21世紀映画史に名を刻む大作ドキュメンタリー。

遠い未来から家族の遺品を見つめるドイツ百年、全5章218分の家族史(ファミリーヒストリー)

トーマス・ハイゼ監督は1955年東ベルリン生まれ。国営映画会社デーファ(DEFA)で監督助手として務めた後、70年代後半からドキュメンタリーを制作し始める。'80年から'85年にかけて制作した全5作のドキュメンタリーは体制にとって相応しくないとされベルリンの壁が崩壊するまで上映が禁止された。劇作家のハイナー・ミュラーの後押しもありベルリナー・アンサンブルに舞台監督として所属し、その後ベルリン芸術アカデミーの教授を務めた。40年以上のキャリアで20作のドキュメンタリーを完成させている。2024年5月29日、逝去。