2025.03.06

【スタッフコラム】日々是好日(ときどき鉱石) byちゅんこ

「レーズンは嫌いだけれど、レーズン・サンドを食べてみたい」――フードエッセイスト・平野紗季子さんのそんな願いから生まれたスイーツブランド『(NO) RAISIN SANDWICH ノー・レーズン・サンドイッチ』は、お菓子好きの間でちょっと話題のお店です。いやいや、レーズンが嫌いなら、最初からレーズン・サンドなんて食べなければいいじゃない? 中にはそんな声も聞こえてきそうですが、はじめてこのお店のことを知ったとき、私は心の中で「わかる!」と同意してしまいました。私の場合はレーズンが食べられないことはないのですが、正直あまり得意ではなく、子どものときに好きだったメロンパンはレーズン入りのものが多くて、中のレーズンを取り出して食べていた記憶があります(その後、主流だったレーズン入りのメロンパンがなくなり、チョコチップ入りのメロンパンに変わったときのうれしかったこと…)。さて、今回は私のようにレーズンがちょっと苦手な人にも、普通のレーズン・サンドが好きな人にもご紹介したい『(NO) RAISIN SANDWICH』のお話です。

毎週日曜10時と火曜夕方6時からオンラインで販売する商品は種類が少なく、とてもシンプル。大体は「通常のレーズン・サンド」と、「季節で変わる果実やナッツのサンド」が3つずつ可愛らしい専用のBOXに入っています。フレーバーサンドは月替わりで、何がくるかはそのときまでわかりません。サクサクのクッキー生地に、そのときにしか食べられない限定のスペシャル・サンド。通常のレーズン・サンドも、このお店のものはクリームがあっさりとしていてレーズンも癖がなく、これまであまりレーズン・サンドが得意じゃなかった私も「あれ、おいしいかも?」と、食べられるようになりました。ひとつのサンドがやや小さめのサイズということもあり、気がつけばあっという間に食べ切ってしまいます。昨年には『ピエール・エルメ・パリ』の定番商品『イスパハン』とコラボし、話題になりました。フランボワーズの自家製ジャムを絡めたライチとバラのバタークリームはまさしくエルメの『イスパハン』そのもので、私もリピート買いするほどハマってしまいました。

さて、今年の3月、ついにその実店舗が東京駅・グランスタ東京にオープンすることになりました! これまでオンラインで購入していたときは、正直ちょっと送料が痛いなあと迷っている間に完売! なんてこともありました。だけど実店舗ならさすがにそんなにすぐに完売なんてことはないはず…? もう少し暖かくなったら、私も新しいお店に足を運んでみたいと思います。

(ちゅんこ)