2024.01.11

【スタッフコラム】二十四節気・七十二候とボク by上田

二十四節気:小寒(しょうかん)、次候:水泉動 (しみずあたたかをふくむ)

新年を迎えて、皆様いかがお過ごしでしょうか。例年に比べて暖かい年末年始でしたね。とはいえ、本格的に寒くなるのはこれから。【小寒】に入る1月6日を寒の入りと言い、一年で最も寒い一か月がやってきます。冬至を過ぎて日照時間が長くなっていっても、まだまだ気温は下がるのですね。【水泉動 (しみずあたたかをふくむ)】は日照時間が増えることで凍てついた泉の湧き水が氷の下で溶けて流れはじめる、こんな時期のことを言います。冬の中でも最も早い春の気配と言えるのではないでしょうか。まだ目に見えないほどのこうした繊細な日々の変化を読み取る先人たちのまなざしに、春を待ちわびる気持ちを感じとることができます。

1月11日は鏡開きです。鏡餅は神社に祀られているような昔の丸い鏡(銅鏡)を模して、神聖なお米の力と鏡の霊力を備えているとされています。切ることは縁起が悪く、必ず割って食べるのですが「割る」もお祝いの席では忌み言葉とされるため、「開く」と言うそうです。パーティなどを「お開き」にするのもこうした風習からだそうです。年末年始はお餅や家庭料理を楽しんでいた人が多いからか、高田馬場では三が日を過ぎると少しずつ飲食店も開き始めて、どこもお客さんがいっぱい来ており、私が普段よく昼食にでかけるお店も満員で入れない様子でした。昔のククレカレーのCMである「おせちもいいけどカレーもね」というキャッチコピーが有名ですが、ご馳走と家庭料理に慣れた舌が食欲を刺激するカレーなどの外食の味を求めてしまうのもよくわかります。この冬は寒ぶりが豊漁だと聞きました(私も年末にいただきました)が、震災のあった能登半島は天然の寒ぶりをはじめとする海鮮の有名な水揚げ港が多く、コロナも明けて豊漁を祝う素敵なお正月を迎えていた最中に、と考えると本当に心が痛みます。一日も早く温かく安心して眠れる日が来ることを願ってやみません。

(上田)