2016.08.11

【スタッフコラム】わが職場の日常 by KANI-ZO

今回は、早稲田松竹の「季節の果物がある事務所」の日常をご紹介します。当館スタッフの中には地方出身者が多く、毎年実家から送られてきた季節の果物を早稲田松竹へ御裾分けして下さいます。

このコラムを書きながらも沖縄出身スタッフの実家から頂いた「マンゴー」を味わっております。このさわやかな南国の甘味は夏をより夏らしくしてくれます。そして、沖縄出身のんびりスタッフのお父様が、食べ頃を逃さないようマンゴーをスタッフの家に送らず、早稲田松竹に直接わざわざ送ってくれた所に親の愛を感じた次第です。

山形出身の私は6月におじさんが送ってくれたさくらんぼを皆に食べてもらいました。「おいしい!私、一番好きな果物はさくらんぼって言うようにする!」という女性スタッフのフェミニンな発言は、おじさんがとても喜びそうなので、直接会った時に伝えようと思います。そして、これからの季節では、ブドウとリンゴがやってきます。しかも、ありがたいことに山梨と山形、秋田の三か所の味比べが出来るのです。同じブドウ、リンゴでも地域差がありそれぞれの場所の事を考えながら食べると一層果物が美味しくなります。ちなみに私は、山梨出身スタッフの実家のブドウの収穫をお手伝いした事もあり、現地の山の斜面から一望できる甲府盆地とそれを囲む山々の風景を思い出して、和みながら味わいます。

そんなこんなで毎年、それぞれの果物が旬になるとヒョイと事務所にやってきます。それは、東京に住む我々に季節の訪れを告げるとともに、みんなでワイワイガヤガヤ言いながら同じ味を楽しむ一時を与えてくれます。また、遠くの場所や人を想う事を、ふと思い出させてくれる瞬間なのです。

(KANI-ZO)