2017.05.11

【スタッフコラム】日々是好日(ときどき鉱石) byちゅんこ

ある時、ネットで話題になった「このドレス何色?」という記事をあなたはご存じですか?

発端は一着のドレスを映した写真。同じ画像を目にしているにもかかわらず、人によってはそのドレスの色が「白と金」、または「青と黒」に見えることから、世界中で論争を巻き起こしました。

これは錯視と呼ばれる現象で、普段はあまり気づかれることはありませんが、日常生活で数多く起こっていることだと言われています。例えば有名なものでは、同じ長さの二本の線の先に矢羽をつけた場合、内向きにつけるか外向きにつけるかで線の長さが違って見える「ミュラー・リヤー錯視」や、同じ大きさの円でも、大きい円に囲まれると小さく見え、小さい円に囲まれると大きく見える「エビングハウス錯視」などがこれにあたります。つまりは、脳の錯覚ですね。

前述の「ドレスの色」ですが、最初に話題が出てから少なくとも5~6件の研究が発表されているそうです。ある研究によりますと、ドレスが何色に見えるかは、人がものを見る際に無意識に光の影響を補正して色を見ること、「色の恒常性」という錯覚現象が関係するのだと言います。

早稲田松竹スタッフに聞いてみたところ、7割の人が「青と黒」に見えると答えました。並んで同じ写真を見ているのに、一人は「白と金」にしか見えなくて、もう一人は「青と黒」にしか見えない…。うーん、なんて不思議。ちなみに私はいくら目を凝らしてみても、「白(水色?)と金」にしか見えませんでした。さて、あなたは何色に見えますか?

https://www.buzzfeed.com/bfjapannews/dress-color-science?utm_term=.ioyBzzw4k0#.di73WWNALj

今回ご紹介しますのは、色が変化する石、宝石の王様こと、アレキサンドライトです。元々「クレソベリル」という鉱物の一種であるアレキサンドライトは、太陽光の下で見ると緑色に輝き、蛍光灯の下で見ると赤色に変化します。これは太陽光と白熱灯などの明かりに含まれる光の色に反応してしまうことで起こるのだそうです。アレキサンドライトという名前は、当時この石が献上されたロシアの皇帝の名前からつけられたと言われています。

(ちゅんこ)