2017.09.21
【スタッフコラム】わが職場の日常 by KANI-ZO
今回は、事務所作業の日常から「作品チラシの裏面印刷」をご紹介します。当館ロビーのラックには、沢山の映画チラシが並んでいます。コレクションしている方も多いのではないでしょうか。そんなチラシの裏面には大抵、上映する映画館の情報を載せるスペースがあります。当館で上映するチラシには、その部分に上映期間や時間、併映作品の情報などを事務所のコピー機で印刷し、ロビーのラックに設置しております。
しかし、その印刷作業が一筋縄ではいかないのです。作品チラシの多くは光沢紙で、コピー機との相性が悪く、紙が詰まります。「ピピピピィ―!」コピー機君が詰まりを知らせると、私は「はい!はい!」と返事をしながら、コピー機を開けて詰まった紙を取り除きます。すると彼はまた元気に「ガッコン! ガッコン!」と印刷を再開します。順調ならばこのように、千枚ほど刷り上げます。けれど、コピー機君が不機嫌な時は、終始「ピピピピィ―!」と鳴るのです。印刷できた枚数より、詰まりの回数が多いと作業を進める事が出来ません。
そんな時は、最終奥義「手貼り」の登場です。情報を普通紙に印刷し、短冊型にカットしてチラシにスティック糊で貼り付けるという、スタッフの根気と粘りが頼りのアナログな方法です。私には作業中、ちょっとしたイライラポイントがあります。スティック糊が机をコロコロ転がり、床に落ちるのです。なぜスティック糊は転がる形状なのか? 毎回立てればいいのだけれど、沢山の数をこなすには面倒です。
「鉛筆みたいに角があれば…。そうだ、無ければ付ければ良いではないか!」と思い、セロテープでスティックの側面に、出っ張りを付けたのです。すると、見事に転がりません。日常の単純作業の中でのちょっとしたヒラメキってあるものですね。しかし、このヒラメキが事務所内で流行ると思いきや、私以外のスタッフが実践している姿を見たことはありません。
(KANI-ZO)