2023.10.05

【スタッフコラム】うどん粉デザインばなし byうどん粉くん

テスト勉強をしなくちゃいけないはずなのに、なぜだか急に部屋の片づけを始めてしまう、そんな記憶ありませんか。時を経ていい大人になった今、残念ながらその思考パターンは変わることなく、やらなくちゃいけない仕事があるのに、先日また部屋の片づけに着手してしまいました。すると、懐かしいモノを発見! 高校時代に使っていた初代iPod shuffleです。

スマホで音楽を聴くのが当たり前になったのはいつ頃からでしょう。その前はiPodシリーズを始めとしたMP3プレイヤーが主流でしたよね。好きな音楽を詰め込みすぎて容量が足りなくなり、どれを残しどれを捨てるかという選抜作業も今や素敵な思い出です。CDの音源をカセットテープやMDにせっせと録音していた時代を通ってきた人間にとって、MP3プレイヤーの登場はなかなかの衝撃でした。音楽をデータとしてプレイヤーに直接入れてっちゃうデジタル感がすごく新鮮だったんです。あのちっちゃいプレイヤーに何千曲も入るって聞いたときは、少しだけ「未来、来たな」って思いました。本当はiPodが欲しかったけれど高くて手が出せず、高校生の自分でも買えたのが比較的お手頃なiPod shuffle。iPod shuffleといえばそれ以降に出たクリップ型が有名ですが、初代はUSBメモリのような形状で、ディスプレイはなく円形のコントローラーのみ。Appleらしい真っ白なカラーで、気持ちいいくらいに削ぎ落としたTHEシンプルデザインは、今見てもほんと美しい。他のiPod と違いディスプレイがないので、選んで聴くってことができないのが一番の特徴でした。PCから取り込んだ曲を順番に聴くか、シャッフルして聴くか、その二択のみ。ちなみに当時のキャッチコピーは“Life is random.”いや~、さすがジョブズです。

さて、15年以上の時を越えて出てきたiPod shuffleを充電してみると、まだ動くではありませんか! 当時の自分が選曲した音楽たちが次々に流れこんできて、曲と一緒に当時のこともドバァー! と思い出してきて昂ったり、恥ずかしい気持ちになったりと、もはや自分の情緒もシャッフル状態。時間が経ってもちゃんと再生されるなんて、作りがシンプルだからこそ壊れにくいんですかね。こんな丈夫で美しいiPod shuffleを買った高校生の自分を褒めてあげたいです。

部屋の片づけも終えたので、このエモいジュークボックスみたいなiPod shuffleでも聴きながら、そろそろ仕事のほうも片づけないとな、と気合いを入れるうどん粉なのでした。

(うどん粉くん)