2017.12.21

【スタッフコラム】早稲田松竹日和 500回記念・特別コラム

メールマガジン早稲田松竹日和の500号を記念して、“早稲田松竹スタッフの思い出に残る二本立て”をご紹介。皆さまの記憶にも残っている作品が登場するかもしれません。それぞれ、当館HP作品ページのリンクも掲載しておりますので、そちらも併せてお楽しみください。

●支配人 セレクト●

『サニー 永遠の仲間たち』『桐島、部活やめるってよ』(2012/11/3~11/9上映)

上映初日にトークショーが開催されました。吉田大八監督をはじめ「おっサニー」のメンバーを含む5人が登壇されることになり、急遽マイクを買い足すなど慌ただしく準備をしていたことを思い出します。トークは控室から盛上っていたのが印象的でした。当日は朝から満席! その中に『桐島~』に出演していた神木隆之介さんもいらしたとか…。気づけなくて残念!

http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2012/kirishima.html

●ちゅんこ セレクト●

『ゴッドファーザー』3部作(2006/12/30~2007/1/5上映)

年末年始、高田馬場の街は閉っている店が多く、早稲田松竹でも比較的穏やかな時間と共に新年をスタートすることが多いのですが、2007年は異なりました。それは『ゴッドファーザー』3部作一挙上映です。上映時間は、なんと合計9時間! 当時は今よりも40席ほど座席数が多かったのですが、連日立見が出るほどの大賑わいで、その中には「新幹線で来ました」とおっしゃってくださったお客様もいました。

http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2006/godfather.html

●KANI-ZO セレクト●

『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』『ロック・オブ・エイジズ』(2012/1/19~1/25上映)

当時お付き合いしていた、サシャ・バロン・コーエンが大好きでちょっとクレイジーな彼女がどうしても見たいと言うので、職場に彼女を連れてくるのが恥ずかしかった私が嫌々一緒に見た作品。一本終わった後に劇中の音楽を調べ、コーエンの物真似をしてとても楽しそうに帰る彼女についていけなかったあの頃の私…。ほどなくお別れとなりました。プログラムタイトル「ハマるな危険! カリスマはいつもクレイジー」が心にぶっ刺さる思い出です。
http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2013/rockofages.html

●甘利類 セレクト●

『ジェシー・ジェイムズの暗殺』『許されざる者』(2008/5/3~5/9上映)

ここで働くようになる前、上京して間もない頃にいち観客として観ました。お目当ては『許されざる者』だったのですが、劣等感に苦しんだ末に暗殺に手を染めた主人公のケイシー・アフレックが、殺されたことで永遠となったジェシー(ブラピ)とは対照的にどんどん転落していく『ジェシー~』の方に心底打ちのめされてしまいました。あれ以来見直していませんが、深い陰影を刻んだケイシーの面影はいまだに私の心に焼きついています。

http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2008/jesse_james.html

●うどん粉くん セレクト●

『塔の上のラプンツェル』『ヒックとドラゴン』(2011/7/23~7/29上映)

夏休みに上映していたので、劇場は子供たちでいっぱいの一週間でした。正直あまり期待をせずに観たのですが、両作品ともとんでもない完成度で、観終わるころには周りの子供たちと同じくらい興奮していました。見逃さなくて本当に良かった二本立てです。

http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2011/tangled.html

●ミ・ナミ セレクト●

『スモーク』『イン・ザ・スープ』(2017/6/17~6/23上映)

早稲田松竹スタッフとしてまだ日が浅い私が以前働いていた職場は、封切作品の映画館でした。完全入替制・一本立て上映が日常だったので、観客として早稲田松竹へ通ってはいたものの、いざ二本立て上映館で働くとなると、今までとはあまりに勝手が違う環境に右往左往の日々でした。初出勤のその日に上映されていたのがこの二本立て。タイトルを眺めているだけでも奮闘の日々を思い出します。

http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2017/smoke.html

●もっさ セレクト●

『探偵はBARにいる』『ルパン三世 カリオストロの城』(2012/2/18~2/24上映)

邦画新作と伝説的アニメというありそうでなかった夢のような二本立て。両作ともに個人的に大好きだったし、早稲田松竹ならではのプログラム編成に心が躍りました。また、『探偵は~』のプロデューサー・脚本の須藤泰司さんから「最優秀二本立て賞」と熱いメッセージが届いたのも印象深いです。連日混んでいたので、ここで観られなかったのも悔しい思い出。

http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2012/rupin_bar.html

●スタンド セレクト●

『夏をゆく人々』『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』(2016/3/12~3/18上映)

ノスタルジーを感じる作品が大好きで、新作の中で群を抜いていたのが『夏をゆく人々』『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』。『夏を~』の語り継がれた物語の様な純粋さと『ヴィヴィアン~』で知ったヴィヴィアン・マイヤーの作品との出会いは、その後私が作品を鑑賞する上での指針になったように思います。何でも手当たり次第に観ていた自分がどういう物が好きなのかをはっきり分かった二本立てでした。

http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2016/vivianmaier.html

●ジャック セレクト●

『消えた画 クメール・ルージュの真実』『アクト・オブ・キリング』(2014/10/18~10/24上映)

特に事前の情報もなく何気なく観た結果、この二作品のあまりの思いの強さに完全に打ちのめされ、しばらく何も考えることができなくなりました。特に『消えた画~』には本当に呪術というものが存在するのかも、とさえ思いました。次週上映の『ファンタスティック Mr.FOX』を試写することで、かろうじて放心状態を吹っ切ることができたのをよく覚えています。

http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2014/theactofkilling.html

●パズー セレクト●

『グランド・ブタペスト・ホテル』『ファンタスティック Mr.FOX』(2014/10/25~10/31上映)

上映最終日は10/31=ハロウィン! 「こんなに愉快な作品の上映中にグッドタイミング!何かやらなければ!」と前日に思い立ち、急遽お手製のロビーボーイのハットとキツネの耳&しっぽの襟巻を作りました。即席
の割にはけっこう良い出来で、スタッフも意気揚々と仮装しましたがお客様の反応は今ひとつ…自己満足でしたが楽しい思い出です。

http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2014/wesanderson.html

●上田 セレクト●

『赤い風船』『白い馬』『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』(2009/2/14-2/20上映)

ちょうど早稲田松竹に履歴書を持参したときに上映していた3本立て。人生の折に触れて映画を観ていると、自分の現在の状況が観賞に影響することってありますよね。この頃の私はフリーの助監督の仕事で心身ともに疲れ果てていたので、自由や憧れを詩的に描いたアルベール・ラモリスの作品に一瞬で恋に落ちました。そして生まれ変わるように3月から早稲田松竹で働き始めました。余談:そして『白い馬』を見てから、馬肉を食べないようになりました。馬はともだち。

http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2009/lebaloonrouge.html

●副支配人 セレクト●

『魂萌え!』『どついたるねん』(2007/5/26~6/1上映)

昨日の夜、何を食べたかも覚えていない。何も食べていないのかもしれない。そもそも、昨日は何をしていた? 昨日は確か・・・。
Q:「確か」?
人の見たもの、聞いたものなんて、全く当てにならない。嘘も誇張も全て飲み込んだヤワな記憶が、私そのものを支配している。私の敵は、私の記憶だ。発言に責任なんて持てない。自分自身が一番信用できない。誰も私を信じちゃいけない。
A:『魂萌え!』&『どついたるねん』は、確かにいい2本立てである。
(「Q」へ戻る。以下同文)

http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2007/tamamoe.html

スタッフの思い出たち、いかがでしたか? 
今までに上映した作品は、1993年1月12日よりアーカイブページから検索もできるようになっておりますので、ぜひこの機会に、ご自身の思い出の二本立ても探してみてください。

▼アーカイブページ▼
http://wasedashochiku.co.jp/archives/arc/past