2021.12.02

【スタッフコラム】わが職場の日常 by KANI-ZO

「ゆく年くる年、早稲田松竹」

秋も深まり、師走の足音がいよいよやってきました。この時期は、早稲田松竹でも年末ならではの恒例行事があります。まずは、事務所の神棚の横に飾られている、熊手。酉の市で花園神社へお返しし、新しいものがやってきます。それから、神棚にみんなで今年1年の感謝と来年の商売繁盛と家内安全を願います。また、その時に使う火打石の角がまだまだ取れていないと毎年ひと笑い起こります。真新しい熊手と火打石の話題がやってくるといよいよ今年も終わりだなと感じるのです。

そんなことを考えていると間も無く、クリスマスツリーの準備が始まります。このツリーは私が早稲田松竹に入って、はじめてのおつかいで購入しました。池袋のおもちゃ屋さんからの帰り道、都電荒川線に乗って大きなツリーの箱を抱えながらちょっと恥ずかしい気持ちになったことを思い出します。今年も寒空の中、スタッフたちが綺麗に飾り付けて、プチ点灯式をしながらワイワイと設置していました。ささやかなツリーですが、早稲田通りのはす向かいにある喫茶店エスペラントの方々も、店内から見えるツリーを毎年楽しみしてくれているそうです。

それと忘れてはならないのが、年賀状の準備です。毎年、当館スタッフが持ち回りで年賀状の絵を描いています。新年の干支と早稲田松竹らしいデザインを合わせた、担当者の個性あふれるオリジナル年賀状となっています。私も、朝日が昇る早稲田松竹から羽ばたくニワトリを描いたことがあります。毎年、ツイッターでの新年のあいさつの画像にもあしらわれていますので、来年もご期待ください。今回は、メルマガ担当の牛さんが虎を描きます。

そんなこんなで、バタバタとしているとあっという間にクリスマス本番です。そのころには、早稲田松竹の入り口には、門松と正月飾りが設置されます。短い期間ですが門松と正月飾り、そしてツリーが共存するちぐはぐな装いになるのです。なので、我々スタッフはクリスマスが終わったら、すぐにツリーを片付けるスイッチが入るのです。早稲田松竹のツリーを片付けたら、いよいよ年越しが待っています。

毎年、恒例行事があるのはいいものですね。私も年を取ったのでしょうか、今年の年末は早稲田松竹の日常をしみじみと感じることができています。

(KANI-ZO)