2021.03.11
【スタッフコラム】うどん粉デザインばなし byうどん粉くん
最近、サイフを変えるかどうか悩んでいるうどん粉です。僕がいま使っているのは二つ折りのスクエア型サイフ。お札もカードもコインも見やすくて、取り出しやすいデザインです。ただ、見た目がちょっと派手なのです。外側が蛍光グリーンで、中も蛍光のブルー×オレンジ×グリーンと、目がチカチカしてしまいそう。もちろんそのカラーリングも含め気に入って買ったのですが、それからもう10年近く経っているので若気のセンスで買った感が否めませんし、なによりクタクタです…。いつもお尻のポケットに入れているせいで、形も崩れてぺしゃんこ状態。友人にも運気が落ちるからいい加減変えたら、とスピリチュアルな観点からもツッコミをもらっています。それでも使い続けているのです。
実はこのサイフ、奇跡の帰還を果たしたスゴい奴なんです。以前、新宿の飲み屋を何軒かハシゴしてる間になくしたことがありました。酔っ払っていた自分に落ち度があったので、ヘコみながらも粛々と事態を受け止め、カードを止めて交番に遺失届も出しました。お金はいいから、カードやら保険証やらが入ったサイフだけは戻ってこないもんかな~と半分諦めながらも願っていました。すると数日後に郵便局からレターパックが届いたのです。開けてみるとなんとサイフが! でもなぜ郵便局から届いたのか。予想外の展開でした。同封された手紙によると、どうやらどこかのポストにサイフが入っていたそうなのです。残念ながら中のお金はなくなっていたので、おそらくサイフを拾った人がお金を抜いた後、不要になってポストに投げ入れたと思われます。こんなパターンで手元に返ってくることもあるのかと変な感動したのを覚えています。ポストを開けた郵便局員さんも驚いたことでしょう。そしてサイフの中から身分証を見つけ、わざわざ送ってくれたことにただただ感謝です。
世間じゃコンパクトで無駄のないデザインのちっちゃいサイフが流行っているそうですね。雑誌やお店で目にするたびに心が揺れてしまっています。その小ささゆえに入れられるカードの枚数が限られるというミニマリズムな精神も相まって憧れちゃいますよね。ちょうど来月誕生日なので、いまのサイフにきちんとお別れをして、そんなスマートなサイフを持つ大人への一歩を踏み出したいものです。そう思いながらもいまだ手が伸びないのは、派手でクタクタなサイフに妙な愛着が湧いているせいなのでしょうか。
(うどん粉くん)