2024.11.07

【スタッフコラム】へんてこコレクション byすみちゃん

先月、初めて胃カメラを経験し、体内の映像を見てものすごく感動をしました! なんとなく体内ってこんな感じだろうなと想像はしていたのですが、リアルタイムで生きている人間の動いている体内の様子が見られたことや、内視鏡が自分の中に入っていく異物感も相まって、新感覚すぎて大興奮だったのです! 

そういえば昔から体内に興味があったわたしは、体内へんてこ映画の金字塔『ミクロの決死圏』(1966)を見ていたことを思い出しました。この映画は、脳内出血の重症を負った科学者ベネシュの命を救うため、なんと科学者たちが細菌大に縮小されてベネジュの体内に入って治療をしに行くという物語で、当時の特撮の技も光り、アカデミー美術賞および視覚効果賞を受賞しています。小さくなった人たちは潜航艇「プロテウス号」に乗り、注射器に入れられて血管から体内に入っていきます。この時、赤血球などの血液に存在する細胞たちが幻想的に描かれていて、まさに英題の『Fantastic Voyage(幻想的航海)』そのもの! もちろんただ治療して終わるだけではなく、体内では思わぬハプニングがあり、体内を傷つけてしまうと、修復するための抗体細胞が襲ってくるなど、本来人間の味方であるはずの体内細胞が、恐ろしい謎物体に変貌してしまうのも見どころです。

また、最新体内映画でわたしが楽しみにしているのが、11月22日(金)から公開の『人体の構造について』という映画です。こちらは大型底びき網漁船の漁業の様子を、11台の超小型カメラを駆使したド迫力ドキュメンタリー映画『リヴァイアサン』を撮った映像作家ルーシァン・キャステーヌ=テイラーとヴェレナ・パラベルが監督した最新作で、なんと、普段は決して見ることのできない手術時の医師視点のカメラや内視鏡カメラなどの映像を使用しながら、さまざまな外科手術の模様を映しだしているのだそう。わたしが胃カメラを体験した時の、あの感動が再び感じられるのかもしれない! とワクワクしています。

他にも体内モノ(?)と言えば「はたらく細胞」という、体内で年中無休で働いている数十兆個もの細胞たちを擬人化した漫画が有名ですが、なんと12月13日(金)には実写映画が公開されます! ついに体内がみんなの注目の的に…とひそかにこの年末にときめいております。今後ももっともっと体内ジャンルが確立していくのではないか!? と期待は膨らむばかりです…!

(すみちゃん)