2016.05.19

【スタッフコラム】うどん粉色彩検定 byうどん粉

わたし、色彩検定をナメておりました!
勉強を始めてからたった一ヶ月だというのに、さっそく弱音を吐いてすみません…。自分が思っていたよりもずっと専門用語のオンパレードだったので、気分はすっかり学生さんです。

最近勉強していて面白かったのは、色を相手に伝えるために言葉に置き換えて表す慣用色名です。例えば桜色、らくだ色、抹茶色だったりと、実物に「色」をつけるとすんなりイメージできたりしますよね。ただそんな数ある色名の中でも、衝撃だったのが「新橋色」です。

さあ、みなさんはどんな色をイメージするでしょうか? わたしはもう、新橋で働いているサラリーマンの方々が頭に浮かんできてしまって、スーツのイメージからグレーしか考えられませんでした。でも定められている色みは、「明るい緑みの青」だそうです…うーん、ピンとこない。

これは、明治時代に新橋界隈で芸者さんたちが好んで着ていた着物の色なんだそうです。想像からかけ離れた、実に鮮やかな色で拍子抜けしてしまいました。言葉で色を伝えるって難しいです。

しかし、色名として当時の文化が残るというのもステキなことですね。時代が違えば、行き交う人もイメージする色も変わっていきます。ちょっとしみじみしながら、高田馬場の色はどんな色か考えに耽るうどん粉なのでした。

(うどん粉くん)