2016.07.07

【スタッフコラム】鉱石と切手 byちゅんこ

スイカ石、と呼ばれる石があります。その名も、ウォーターメロントルマリン。その名の通り、結晶の断面の色がスイカのように、きれいなピンク色と緑色に分かれていることからつけられたのだと想像ができますが、鉱石にはこんな風に面白い石がたくさんあります。

例えばテレビ石。これは透明な繊維状結晶が平行に整列した集合体で、グラスファイバー効果によって、下に置いた文字や絵が浮き上がって見える不思議な石です。そしてオーケン石こと、別名ラビットテール。白くて綿毛状の結晶でできたその姿は、まるでうさぎの尻尾のよう。息をひそめてそっと結晶に触れてみると、ふわふわとした感触が本物のうさぎに触れたみたいに愛らしい石です。実は以前この石を早稲田松竹スタッフ、うどん粉くんに見せたときに、容赦なくガッと触れられて、思わず「ああ…っ!」と叫んでしまったことがあります。結晶がとれて、うさぎの尻尾がはげ山のようになってしまったら切ないですものね…。どうか皆さま、万が一この石に触れる機会がありましたら、ふわふわの表面にそうっと触れてあげてくださいね。

さて、前記のスイカ石。いくら見た目が美味しそうでも、もちろん食べることはできませんが、本物のスイカだったら食べることができます。この時期とっても美味しいスイカ、ご存知の方も多いと思いますが、むくみや熱中症、夏バテ防止など、さまざまな効能があると言われています。夏の暑さに疲れた体に、つめたくキーンと冷えた甘いスイカ、体の奥まで沁み入りますね。

★ちゅんこオススメ今月の切手★
今回ご紹介します切手は、5月27日に発売されました「童画のノスタルジーシリーズ 第3集」です。発売からすこし時間が経ってしまったので、まだ郵便局にあるのかな? (なくなってしまっていたらごめんなさい)。第3集は絵本作家、林明子さんの素朴で愛らしいイラストが描かれています。私はこの「童話ノスタルジーシリーズ」が大好きで、過去には酒井駒子さんデザインのものや、いわさきちひろさんのもの、そして何と言っても絵本の「ぐりとぐら」が…! と、念のため調べてみましたら、こちらは別のシリーズでした…(うーん、失礼しました)。毎回、次は何が出るのか楽しみにしています。人気の切手はすぐになくなってしまうので、気になるものがありましたら、どうぞお早目に!

(ちゅんこ)