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★ただいま上映中 6/24(土)〜6/30(金) 上映スケジュール
サバイバルファミリー 13:00 17:30
彼らが本気で編むときは、 10:40 15:10 19:40

終映21:50

矢口史靖監督『サバイバルファミリー』と荻上直子監督『彼らが本気で編むときは、』は、日本映画界に独自のポジションを築いてきた2人が、その持ち味はそのままに新たなステージに上がったことを告げる充実した作品です。

電気がなくなってしまった世界で奮闘するある家族を描いた『サバイバルファミリー』は、電気に依存しすぎて脆弱になってしまった現代人のあり様を今までの矢口作品とは異色なまでの厳しいまなざしで描いています。直接的な暴力こそ出てきませんが、スピルバーグの『宇宙戦争』に負けないくらいに不穏で終末的なヴィジョンが描かれるのには、思わず目を見張ってしまいます。それでいて、時にブラックながら温かいユーモアに彩られた矢口監督らしさも全開なのが本作の凄いところ。最終的には単なる文明批判に終わらない、深くて豊かな人間賛歌が浮かび上がるのがなんとも感動的です。

一方の荻上直子監督『彼らが本気で編むときは、』は、主人公の少女が、叔父と性別適合手術を受けたそのパートナーとの共同生活を通して家族の愛情と多様な世界のあり方を感じ、学んでいく姿を真摯に描いています。ほんわかした癒し系ともいわれる今までの作風から一転、荻上監督はセクシュアル・マイノリティ(LGBT)をめぐる日本の現状と正面から向き合ったのです。とはいえ、シリアスなテーマやメッセージを声高に叫ぶのではなく、難役に挑戦した生田斗真をはじめとする多彩なキャストのアンサンブルを通してやさしく描くタッチには、まぎれもない荻上監督らしさが刻印されています。決して特殊な物語に止まらず、私たちのこれからをも照らし出してくれる秀作です。

(ルー)

サバイバルファミリー
(2017年 日本 117分 DCP ビスタ) pic 2017年6月24日から6月30日まで上映
開映時間 13:00 / 17:30
■監督・原案・脚本 矢口史靖
■脚本協力 矢口純子
■撮影 葛西誉仁
■編集 宮島竜治
■音楽 野村卓史

■出演 小日向文世/深津絵里/泉澤祐希/葵わかな/時任三郎/藤原紀香/大野拓朗/志尊淳/渡辺えり/宅麻伸/柄本明/大地康雄

■オフィシャルサイト
 http://survivalfamily.jp/

■物販情報
・パンフレット(720円)

©2017フジテレビジョン 東宝 電通 アルタミラピクチャーズ

電気消滅!
生き残れ、家族!!

pic 東京に暮らす平凡な一家、鈴木家。さえないお父さん、天然なお母さん、無口な息子、スマホがすべての娘。一緒にいるのになんだかバラバラな、ありふれた家族…。そんな鈴木家に、ある朝突然、緊急事態発生!  テレビや冷蔵庫、スマホにパソコンといった電化製品ばかりか、電車、自動車、ガス、水道、乾電池にいたるまで電気を必要とするすべてのものが完全にストップ! ただの停電かと思っていたけれど、どうもそうじゃない。次の日も、その次の日も、1週間たっても電気は戻らない…。情報も断絶された中、突然訪れた超不自由生活。 そんな中、父が一世一代の大決断を下す――。

すべてがOFFになると、人間がONになる。
矢口史靖監督最新作にして
最高傑作の新感覚サバイバルムービー!

『ウォーターボーイズ』(01)、『スウィングガールズ』(04)『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』(14)など、いつも独自の視点で、私たちの好奇心をくすぐってくる矢口史靖監督が今回選んだ題材は「もし、電気がなくなったら」。いつもはスイッチ1つで点く電球はもちろん、パソコン、携帯電話、冷蔵庫…私たちが通常当たり前に使っているものが、ある日突然使えなくなったら、いったい人はどうなるのか? 何が起きるかわからない世界で1つの家族が繰り広げる究極のサバイバル生活を、オリジナル脚本で映画化した。

鈴木家のお父さんを演じるのは、『ハッピーフライト』以来、久々の矢口作品参加となる小日向文世。お母さんにはコメディからシリアスまで、幅広い役柄を演じ分ける日本映画界を代表する女優・深津絵里。さらに子供たちを、次期NHK連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインに決定している葵わかなと、「ひよっこ」や「花燃ゆ」など話題の作品に数多く出演する泉澤祐希が演じる。

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彼らが本気で編むときは、
(2017年 日本 127分 DCP ビスタ)
pic 2017年6月24日から6月30日まで上映
開映時間 10:40 / 15:10 / 19:40
■監督・脚本 荻上直子
■撮影 柴崎幸三
■編集 普嶋信一
■音楽 江藤直子

■出演 生田斗真/桐谷健太/柿原りんか/ミムラ/小池栄子/門脇麦/柏原収史/込江海翔/りりィ/田中美佐子

■オフィシャルサイト
 http://kareamu.com/

■物販情報
・パンフレット(820円)

©2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会

カタチなんて、あとから合わせればいい。

pic小学5年生のトモは、母のヒロミと二人暮らし。ある日、ヒロミが男を追って姿を消す。ひとりきりになったトモは、叔父であるマキオの家に向かう。マキオはリンコという美しい恋人と一緒に暮らしていた。リンコは、女性への性別適合手術を受けたトランスジェンダー。食卓を彩るリンコの美味しい手料理に、安らぎを感じる団らんのひととき。母は決して与えてくれなかった家庭の温もりや、母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコの存在に戸惑いながらも、三人での奇妙な共同生活が始まった…。

笑って、泣いて、心温まる、
人と人との絆を紡ぐ[編みものがたり]
『かもめ食堂』の荻上直子監督の新境地!

pic 『かもめ食堂』『めがね』などの荻上直子監督がオリジナル脚本で挑む5年ぶりの新作『彼らが本気で編むときは、』。自身のアメリカ生活での体験から、いま日本でも急速に関心が高まりつつあるセクシュアル・マイノリティ(LGBT)をテーマに、編みものをモチーフにした爽やかな感動作品を作り上げた。

主演に迎えられたのは生田斗真。性別を越えて、トランスジェンダーの女性役という難役に挑戦。強い意志と優しさをあわせ持つリンコを繊細に体現している。彼女の恋人・マキオには桐谷健太、子役は本作が映画本格デビューとなる柿原りんかが起用された。

桜の季節に出会った3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日。荻上監督自身「この映画は、わたしの人生においても、映画監督としても“荻上直子・第二章”のはじまりです」と公言する、新しいステージに踏み出した作品が完成した。

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