おまる
ライアン・ゴズリング、チャニング・テイタム、グレン・パウエルと、今週の作品には夏に逆戻りしちゃうくらいHotなGuysが勢揃いです。ついついその華やかなビジュアルに目を奪われてしまいますが、Hotな理由はそれだけじゃありません。そんな彼らの魅力をたっぷり堪能しようではありませんか。
まずはライアン・ゴズリング。あのテディベアのようなつぶらな瞳で世界中を魅了し続けていますが、『フォールガイ』を観て思うのは、彼はやっぱりセンス抜群のコメディスターなんだ! ということです。ふざけて笑わせるのではなく、一生懸命奮闘している姿が最高に面白い。今作ではスタントマン役として、元カノの初監督作を成功させるため、元カノをまた振り向かせるため、笑っちゃうくらい頑張ります。とんでもないドタバタに巻き込まれながらもまっすぐ愛のために、バカみたいに壮大なアクションをこれでもかってくらい繰り広げます。そんなひたむきな姿に心が熱くなりながら、笑いも一緒に届けてくれるゴズリング、ありがとう。
続いてチャニング・テイタムといえば、なんといってもあのミラクルなフィジカルですよね。『マジック・マイク』が公開したときには、友達と「チャニ様〜!」と熱狂したものです。そんなチャニ様の魅力は、アッパーな雰囲気と同居する真面目さです。『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』で演じているNASAの発射責任者というインテリな役も無理なくしっくりきます。過去を背負いながら、研究を続ける姿にはグッと来てしまいます。一方で、アポロ計画を盛り上げるためにやってきた、スカーレット・ヨハンソン演じるPRマーケティングのプロに振り回されるチャニ様が実に可愛らしい。彼から滲み出る実直さとスカヨハのチャーミングさが織りなすケミストリーは、至高の極みでしかありません。
最後はグレン・パウエル。彼の魅力は、その親しみやすさ。めちゃくちゃかっこいいのに、隣のお兄ちゃん的な空気感。屈託のない笑顔を見ていると、一緒にビールを飲みたくなるような親近感が湧いてきます。『ヒットマン』では企画を監督に持ち込み、共同で脚本、さらにはプロデューサーとしても名を連ねちゃう多才ぶり。身近な雰囲気を醸しながら、このオールラウンダー感。学校のクラスでモテちゃうやつです。そのモテは作品にも発揮されており、共演の相手がみなキラキラ輝くのです。今年話題になったラブコメ『恋するプリテンダー』でもシドニー・スウィーニーとの相性が抜群でした。もちろん今作でのアドリア・アルホナとの恋路も、ハラハラしながら自然と応援したくなるのです。
「なりきり・フェイク大作戦!~フェイク時代に見つけたホントのこと~」をテーマにお送りする3作品。共通するのは、愛する人に対してはまっすぐなところ。その他の問題に関しては、ウソだらけでかなりアウトなことが多々あるのですが…。大切な人へのひたむきなLOVEは本気(マジ)モンです。そんな中身もひっくるめてHotなGuysに会いにいらしてみてはいかがでしょうか。
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
Fly Me to the Moon
■監督 グレッグ・バーランティ
■製作 キーナン・フリン/サラ・シェクター/スカーレット・ヨハンソン/ジョナサン・リア
■原案 ビル・カースタイン/キーナン・フリン
■脚本 ローズ・ギルロイ
■撮影 ダリウス・ウォルスキー
■編集 ハリー・ジエルジャン
■音楽 ダニエル・ペンバートン
■出演 スカーレット・ヨハンソン/チャニング・テイタム/ウディ・ハレルソン/ジム・ラッシュ/アンナ・ガルシア/ドナルド・エリース・ワトキンズ/ノア・ロビンズ/コリン・ウッデル/クリスチャン・ズーバー/ ニック・ディレンバーグ/レイ・ロマノ
【2024/11/23(土)~11/29(金)上映】
人類初の月面着陸――世界が目撃したのは リアルか フェイクか
1969年、アメリカ。ケネディ大統領が宣言した〈人類初の月面着陸を成功させるアポロ計画〉から8年――。未だ失敗続きのNASAに対し、国民の関心は薄れ、予算は膨らむ一方。この最悪な状況を打破するため、政府関係者のモーを通してNASAに雇われたのはニューヨークで働くPRマーケティングのプロ、ケリー。
アポロ計画を全世界にアピールするためなら手段を選ばないケリーは、宇宙飛行士たちを「ビートルズ以上に有名にする!」と意気込み、月面着陸に携わるNASAスタッフにそっくりな役者たちをテレビやメディアに登場させ、“偽”のイメージ戦略を仕掛けていく。そんな彼女に対し、実直で真面目なNASAの発射責任者コールは反発するが、ケリーの大胆で見事なPR作戦により、月面着陸は全世界注目のトレンドに! そんな時、モーからケリーにある衝撃的なミッションが告げられる……
人類初の月面着陸に関する あの“ウワサ”から生まれた映画。歩いたのは月の上? それとも――?
争奪戦となったオリジナル脚本で描かれるのは、人類初の<月面着陸>の裏で起きていた奇想天外な極秘プロジェクト。エキサイティングな人間ドラマと予想外のエンディングに拍手が止まらない! 本作の監督は『フリー・ガイ』では製作を務めたグレッグ・バーランティ。主演は『アステロイド・シティ』『ブラック・ウィドウ』のスカーレット・ヨハンソン。共演は『マジック・マイク』『ザ・ロストシティ』のチャニング・テイタム、『逆転のトライアングル』『スリー・ビルボード』のウディ・ハレルソン。
フォールガイ
The Fall Guy
■監督 デヴィッド・リーチ
■製作 ケリー・マコーミック/デヴィッド・リーチ/ライアン・ゴズリング/ガイモン・キャサディ
■脚本 ドリュー・ピアース
■撮影 ジョナサン・セラ
■編集 エリザベット・ロナルズドッティル
■音楽 ドミニク・ルイス
■出演 ライアン・ゴズリング/エミリー・ブラント/ウィンストン・デューク/アーロン・テイラー=ジョンソン/ハンナ・ワディンガム/ステファニー・スー/テリーサ・パーマー
© 2023 UNIVERSAL STUDIOS
【2024/11/23(土)~11/29(金)上映】
見事に落ちた。ヤバい罠に。
大ケガを負い、一線を退いていたスタントマン=コルト。愛する元カノの初監督作で久々に現場復帰するが、主演が突如失踪してしまう! 行方不明のスターの謎を追ううちに、コルトは危険な陰謀に巻き込まれることに…彼は己のスタントスキルで、この危機を突破できるのか!?
主演ライアン・ゴズリング×監督デヴィッド・リーチ×アクション製作集団87ノースプロダクションズが贈る、すべてが規格外のデンジャラすぎアクション!
『ブレット・トレイン』『ワイルド・スピード スーパーコンボ』『デッドプール2』の監督や『ジョン・ウィック』シリーズの製作を担当したデヴィッド・リーチの最新作。スタントマン出身の彼は、ド派手アクションの名手として知られ、ヒット作を生み出してきた。また、『ラ・ラ・ランド』『バービー』など多くのヒット作に出演しているライアン・ゴズリングが、筋肉倍増で限界アクションに挑戦している。共演は『オッペンハイマー』『クワイエット・プレイス』のエミリー・ブラント。
スタントマンのローガン・ホラデイの超絶カースタントがギネス世界記録に! 認定されたのは“キャノンロール”という技。車内に設置されたキャノン砲を、走行中に発射することにより、その力を使って車を横転させる。これまでのギネス世界記録は、『007/カジノ・ロワイヤル』の7回転。本作のキャノンロールはその記録を1回転半も上回る8.5回転を記録した。
アクション、ユーモア、ロマンス全部入り! オマージュ作品&名曲の数々、映画ファンにはたまらない小ネタもたくさん、すべてのエンターテイメントを盛り込んだ傑作!
【レイトショー】ヒットマン
【Late Show】Hit Man
■監督 リチャード・リンクレイター
■製作 マイク・ブリザード/リチャード・リンクレイター/グレン・パウエル/ジェイソン・ベイトマン/ マイケル・コスティガン
■原案 「テキサス・マンスリー」誌 スキップ・ホランズワーズの記事に基づく
■脚本 リチャード・リンクレイター/グレン・パウエル
■撮影 シェーン・F・ケリー
■編集 サンドラ・エイデアー
■音楽 グレアム・レイノルズ
■出演 グレン・パウエル/アドリア・アルホナ/オースティン・アメリオ/レタ/サンジャイ・ラオ
■第80回ヴェネツィア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門
© 2023 ALL THE HITS, LLC ALL RIGHTS RESERVED
【2024/11/23(土)~11/29(金)上映】
彼は「最凶の殺し屋」。…のフリがうまい。
ニューオーリンズで2匹の猫と静かに暮らすゲイリー・ジョンソンは、大学で心理学と哲学を教える傍ら、地元警察に技術スタッフとして協力していた。ある日、おとり捜査で殺し屋役となるはずの警官が職務停止となり、ゲイリーが急遽代わりを務めることに。これをきっかけに、殺人の依頼者を捕まえるためにさまざまな姿や人格に変身する才能を発揮し、有罪判決を勝ち取るための証拠を引き出し、次々と逮捕へ導いていく。
ところが、支配的な夫との生活に追い詰められた女性・マディソンが、夫の殺害を依頼してきたことで、ゲイリーはモラルに反する領域に足を踏み入れてしまう。セクシーな殺し屋ロンに扮して彼女に接触。事情を聞くうちに、逮捕するはずの相手に対し「この金で家を出て新しい人生を手に入れろ」と見逃してしまう……! 恋に落ちてしまったふたりは、やがてリスクの連鎖を引き起こしていくことに――。
リチャード・リンクレイター監督最新作は、“ニセ殺し屋”の嘘みたいな実話に基づくクライム・コメディ!
『6才のボクが、大人になるまで。』『バーナデット ママは行方不明』のリチャード・リンクレイター監督の待望の最新作は、プロの殺し屋を演じ70件以上を逮捕に導いた人物・ゲイリー・ジョンソンの実話をざっくり基にしたクライム・コメディ。ゲイリー・ジョンソンは1990年頃から偽の殺し屋として警察に協力しはじめ70人以上を逮捕に導いたスゴ腕潜入捜査官。本作は彼の活動について2001年「テキサス・マンスリー」誌に掲載された記事が基となっている。
『トップガン マーヴェリック』のハングマン役で脚光を浴び、大作『ツイスターズ』への出演など注目の俳優グレン・パウエルもこの実話に惹かれ、主演のほかリンクレイター監督と共に脚本を務めている。監督のリンクレイターは、これまで実験的な作品からエンタメ作品まであらゆる分野にチャレンジし成功を収めてきた。ノワール、ロマンス、スリラー、強盗、コメディ……さまざまなジャンルの要素が少しずつ組み合わさっている本作は、その大胆なキャリアを積んできたリンクレイター作品のジャンルとキャラクターの集大成といえる。