★6/1(月)〜6/12(金)上映★痛みと怒り ~日本社会を描く映画作家たち~ //特別レイトショー『宮本から君へ』

6/1(月)〜6/12(金)上映
楽園13:30
新聞記者11:0016:15
〜18:15
6/1(月)〜6/12(金)上映★レイトショー
【特別レイトショー】宮本から君へ18:45
〜20:55

★チケットの販売は窓口のみとなります。受付にお時間がかかることが予想されますので、ご来場の際はお時間に余裕を持ってお越しください。

ぽっけ

みなさま、おひさしぶりです。
2月28日より新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館しておりましたが、ようやく休業要請が緩和され、営業を再開することになりました。皆様に少しでも安心してご来館頂けるように、当館でもウイルス対策を実施しておりますので、ご来場の際はこちらをよくお読みになってからお越しくださいませ。→「新型コロナウイルス感染拡大防止の対応について」

さて早稲田松竹は『新聞記者』と『楽園』、『宮本から君へ』で営業再開します。いくつもの話題や社会的な関心が「真実」なんてどうでもいいような顔をして私たちを通り過ぎていく間、自分でも気がつかないうちに、こんなにも我慢してたんだな、傷ついていたんだなと思わされる瞬間があります。私にとって映画はいつもそういう瞬間をもたらしてくれるものでもありました。

官邸によるメディア操作の闇に気づいた内閣情報調査室官僚と『新聞記者』。“真実”に近づけば近づくほど、それが権力の力によって“嘘”に変えられてしまう恐怖と怒りが、抑え込まれて限られた情報しか持ち得ない人々への侮りを告発する。

一つの村で起こった誘拐事件をきっかけに引き起こされたもう一つの事件。犯人探しの目線が、いつしか真実よりもむしろ加害者と被害者だけでは完結しない不条理と罪の痛みを背負う人々に寄り添う眼差しに変化していく『楽園』。

金もコネもなくすこぶる不器用な主人公を通して、情熱と愛、その人間性をスクリーン全体に焼き付けた『宮本から君へ』はこんなモヤモヤとした時代の雰囲気の吹き飛ばす反撃の狼煙のよう。

コロナ禍以前に製作されていたにも関わず、奇しくも政府の対処や過度に反応する自粛警察など、緊張感が連鎖して日本が抱えていた問題が噴出しつつある今、製作者たちの信念の通った作品たちは久しぶりに映画館で映画を見ることがこんなにも私たちの心を動してしまうものかと、きっと驚かせてくれるでしょう。

楽園
The Promised Land

開映時間 13:30
瀬々敬久監督作品/2019年/日本/129分/DCP

■監督・脚本 瀬々敬久
■原作 吉田修一「犯罪小説集」(角川文庫刊)
■撮影 鍋島淳裕
■編集 早野 亮
■音楽 ユップ・ベヴィン
■主題歌 上白石萌音「一縷」

■出演 綾野剛/杉咲花/佐藤浩市/柄本明/村上虹郎/片岡礼子/黒沢あすか/根岸季衣/石橋静河

■2019年ヴェネツィア国際映画祭公式イベント”Focus of Japan”正式出品作品/2019年釜山国際映画祭”A Window on Asian Cinema”正式出品作品

■オフィシャルサイト https://rakuen-movie.jp/

■物販情報
・パンフレット(880円)

© 2019「楽園」製作委員会

信じた人は、殺人犯なのか――

青田に囲まれたY字路で起こった少女失踪事件。12年後、事件は未解決のまま、再び惨劇が起こった。事件の容疑者として、住人の疑念から追い詰められていく青年・中村豪士。被害者少女と事件直前まで一緒にいて、罪悪感を抱えながら成長した少女・紡。妻を亡くし、村おこしの計画がこじれたことから村人から拒絶され孤独を深めていく田中善次郎。Y字路から起こった二つの事件。3人の運命が繋がるとき、物語は衝撃のラストへと導かれる―。

原作・吉田修一×監督・瀬々敬久×主演・綾野剛 心えぐられる衝撃のサスペンス大作

国内外で多数の映画賞を受賞した『悪人』『怒り』と、映像化が続くベストセラー作家・吉田修一。自身、「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて」と語る、新たな最高傑作「犯罪小説集」が、2部作の超大作『64 -ロクヨン-』を大ヒットさせた名匠・瀬々敬久の監督・脚本により映画化。

事件の容疑者・豪士に人気、実力を兼ね備える俳優・綾野 剛。消息を絶った少女の親友・紡に、急成長を遂げる若手注目女優・杉咲 花。また『64 -ロクヨン-』で圧巻の演技力を見せつけた佐藤浩市が追い込まれる男・善次郎を演じる。その他、柄本明、村上虹郎、石橋静河ら豪華かつ個性溢れる面々が揃い、作品世界を完成させた。

新聞記者
The Journalist

開映時間 11:00 / 16:15(〜終映18:15)
藤井道人監督作品/2019年/日本/113分/DCP

■監督 藤井道人
■脚本 詩森ろば/高石明彦/藤井道人
■原案  望月衣塑子「新聞記者」(角川新書刊)/河村光庸
■撮影 今村圭佑
■編集 古川達馬
■音楽 岩代太郎
■主題歌 OAU「Where have you gone」

■出演  シム・ウンギョン/松坂桃李/本田翼/岡山天音/郭智博/長田成哉/宮野陽名 /高橋努/西田尚美/高橋和也/北村有起哉/田中哲司

■2019年日本アカデミー賞優秀作品賞・優秀主演男優賞・優秀主演女優賞ほか3部門受賞/毎日映画コンクール日本映画優秀賞・女優主演賞受賞/TAMA映画賞特別賞・最優秀新進女優賞受賞 ほか多数受賞

■オフィシャルサイト https://shimbunkisha.jp/

■物販情報
・パンフレット(733円)

© 2019『新聞記者』フィルムパートナーズ

この国に”新聞記者”は必要なのか――?

東京新聞記者・吉岡のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届いた。日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、ある強い思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は、真相を究明すべく調査をはじめる。一方、内閣情報調査室の官僚・杉原は葛藤していた。「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、与えられた任務は現政権に不都合なニュースのコントロール。

ある日、彼は久々に尊敬する昔の上司・神崎と再会するのだが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう。真実に迫ろうともがく若き新聞記者。「闇」の存在に気付き、選択を迫られるエリート官僚。二人の人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる!

権力とメディアの“たった今”を描く、前代未聞のサスペンス・エンタテイメント!

東京新聞記者・望月衣塑子のベストセラー『新聞記者』を“原案”に、政権がひた隠そうとする権力中枢の闇に迫ろうとする女性記者と、理想に燃え公務員の道を選んだある若手エリート官僚との対峙・葛藤を描いたオリジナルストーリー。一人の新聞記者の姿を通して報道メディアは権力にどう対峙するのかを問いかける。

主演は『サニー 永遠の仲間たち』のシム・ウンギョンと、『孤狼の血』の松坂桃李。監督は『デイアンドナイト』の藤井道人。現在進行形のさまざまな問題をダイレクトに射抜く、これまでの日本映画にない新たな社会派エンタテインメントが誕生した。あなたは、この映画を信じられるか――?

【特別レイトショー】宮本から君へ
【Late Show】From Miyamoto To You

開映時間 開場18:30 / 開映18:45(~終映20:55)
真利子哲也監督作品/2019年/日本/129分/DCP/R15+

■監督 真利子哲也
■脚本 真利子哲也/港岳彦
■原作 新井英樹「宮本から君へ」(百万年書房/太田出版刊)
■撮影 四宮秀俊
■音楽 池永正二
■主題歌 宮本浩次「Do you remember?」

■出演 池松壮亮/蒼井優/井浦新/一ノ瀬ワタル/柄本時生/星田英利/古舘寛治/ピエール瀧/佐藤二朗/ 松山ケンイチ/新井英樹

■2019年ブルーリボン賞監督賞受賞

■オフィシャルサイト https://miyamotomovie.jp/

■物販情報
・パンフレット(1000円)

★レイトショー上映はどなた様も一律1000円でご鑑賞いただけます。
★チケットは連日、朝の開場時間より受付にて販売いたします(当日券のみ)。
 

©2019「宮本から君へ」製作委員会

金なし! コネなし! 勝ち目なし! …でも情熱だけは半端ない。

文具メーカー「マルキタ」で働く営業マン宮本浩は、笑顔がうまくつくれない、気の利いたお世辞も言えない、なのに、人一倍正義感が強い超不器用な人間。会社の先輩・神保の仕事仲間である中野靖子と恋に落ちた宮本は、靖子の自宅に呼ばれるが、そこに靖子の元彼・裕二が現れる。裕二を拒むため、宮本と寝たことを伝える靖子。怒りで靖子に手を出した裕二に対して、宮本は「この女は俺が守る」と言い放つ。この事件をきっかけに、心から結ばれた宮本と靖子に、ひとときの幸福の時間が訪れる。

ある日、営業先で気に入られた二人の部長に誘われ、靖子を連れて飲み会に参加した宮本は泥酔してしまう…。泥酔する宮本と、宴会を楽しむ靖子、二人の前に、人生最大の試練が立ちはだかる――。

世代を超えて読み継がれる伝説の漫画が実写映画化! 熱血営業マン・宮本の暑苦しくも切ない生き様を描いた人生賛歌。

原作は、漫画家・新井英樹が熱血営業マン・宮本浩の七転八倒の記録を描いた人気コミック。原作と宮本浩を敬愛する池松壮亮は、主演俳優という枠を超え、本作の映画化までの道のりを並々ならぬ思いをもって主人公・宮本役に取り組んだ。ヒロイン・中野靖子を演じるのは、蒼井優。大人の女優として新たなステージへ登り、凛とした強さと逞しさをもつ靖子の内面までも表現。

監督は、『ディストラクション・ベイビーズ』で、第69回ロカルノ国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞し、国内外でも高く期待される新鋭・真利子哲也が務めている。そして映画主題歌は、宮本浩次が、ギターに横山健を迎え、この映画のために書き下ろした楽曲「Do you remember?」。魂を揺さぶる人生讚歌が、宮本浩と靖子と君を応援する!