『BAUS 映画から船出した映画館』公開記念:青山真治監督特集2025

4/26(土)~4/28(月)
AA <1部>10:30
~12:45
AA <2部>13:05
~15:45
AA <3部>16:05
~18:40
カオスの縁19:00
路地へ20:25
~21:30
4/29(火)~5/2(金)
【モーニングショー】Cinema de Notre temps10:30
~11:30
あじまぁのウタ11:4515:35
エリ・エリ・レマ・サバクタニ13:3017:20
~19:10
【レイトショー】劇的舞踊「ホフマン物語」19:25
~21:30

【4/26(土)~4/28(月)チケット販売時刻】
・10:30『AA 音楽批評家:間章』 全3部>>>9:50
・19:00『カオスの縁』>>>9:50
・20:25『路地へ』ラスト1本 >>> 19:10

☆『AA 音楽批評家:間章』は特別興行です。全6章、各2章ずつ3部に分けて上映いたします。(料金:1部1000円/3部セット割2500円/各種割引なし)
☆『カオスの縁』『路地へ』は二本立て上映です。20:25『路地へ』がラスト1本割引対象作品となります。


【4/29(火)~5/2(金)チケット販売時刻】
・モーニングショー『cinema de notre temps』>>>9:50
・11:45からの二本立て >>>9:50
・それ以降の回/ラスト1本 >>> 各回その直前の回が始まって10分後
・レイトショー『劇的舞踊「ホフマン物語」』>>>9:50

☆モーニングショー『Cinema de Notre temps』とレイトショー『劇的舞踊「ホフマン物語」』は二本立てとは別料金です。(一律1200円)

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★指定席でご案内しております。チケットの販売は窓口のみとなります。受付にお時間がかかることが予想されますので、ご来場の際はお時間に余裕を持ってお越しください。
★そのほか、ご入場システムに関する詳細は、「劇場案内」ページをお読みください。

青山真治 ポートレイト Japan Scope 2013 ©︎Naoko Tamura

ミ・ナミ

今週の早稲田松竹は、『AA 音楽批評家:間章』『June12,1998 at the edge of chaos カオスの縁』『路地へ 中上健次の残したフィルム』『Cinema de Notre temps, Japan Scope』『なんくるムービー あじまぁのウタ 上原知子ー天上の歌声』『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』『劇的舞踊「ホフマン物語」』を上映いたします。2022年3月に惜しくもこの世を去った青山真治監督の、隠れた名品の一挙上映です。

多くの映画ファンに愛された青山真治監督のフィルモグラフィーの中でも、今回は監督がどれほど音楽へのめり込んでいたかが存分に理解できるプログラムとなっています。443分という途方もないランニングタイムの『AA 音楽批評家:間章』は、<1章>のオープニングからノイズほとばしる激音を奏でる灰野敬二に圧倒されると、そのまま間章という不世出の音楽評論家の足跡を語る長い旅であると同時に、彼を語る12人の批評とその言葉を目撃する、稀有な道のりに観客を誘っていくのです。

『劇的舞踊「ホフマン物語」』は、監督・演出振付を担当した金森穣が冒頭で語る「物語を排した演劇の姿」を青山監督が何も衒うことなく捉えたことで、躍動する演者の肉体に圧倒される面白さを持っています。

ドキュメンタリー作品としては初期の作品である『June12,1998 at the edge of chaos カオスの縁』は、楽譜などに依らず音楽を即興で作曲または編曲しながら演奏を行うクリス・カトラーを撮影対象としています。この頃青山監督は、空間を持たず、それそのものとして視覚的に認識することは不可能である「カオスの縁」=「実感」をとらえようと模索していました。この作品ののち、その創作姿勢への変化が見られることから考えると、青山監督にとってある種のターニングポイント的重要作と言えるのではないでしょうか。

2002年6月に行われたりんけんバンドの歌姫・上原知子のバースデーライブを中心に、レコーディング風景やインタビューで構成した『なんくるムービー あじまぁのウタ 上原知子ー天上の歌声』は、「寿命がのびる」と評された彼女の歌声と、その歌う表情をとらえ続けるショットの多用によって、単なるドキュメンタリーを超えて〝歌う伸びやかな身体〟を見せる作品になっています。

『路地へ 中上健次の残したフィルム』は、自身の生まれ故郷を生涯の創作のひとつのテーマとした中上健次が、時代の流れに消えゆくその地を記録した幻の16mmフィルムと、映画作家・井土紀州が中上の小説の舞台をたずねてゆく道のりの映像を重ねています。旅の途中で虚構と現実が融合することでまた知らない世界が生まれる様子には、〝未知なるものへ眼差しを向ける〟という映画の持つプリミティブな魅力が浮かび上がるかのようです。

正体不明の致死ウィルスが蔓延する西暦2015年の日本が舞台という、すでにパンデミックを経験した私たちにとっては初公開時と違う重要性を持ってしまった『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』は、人々が絶望感に満ちた世界で救われる唯一の方法が、静かに暮らしているミュージシャンのミズイとアスハラが奏でる“音”を聴くことだというストーリーラインを取り、音/音楽が物語の単なる伴奏ではなく、音/音楽によって物語を紡ぎ出しそのままクライマックスの大演奏へとなだれ込んでいくという、映画と等しく音楽とともに生きた青山監督の一つの到達点のようなものが感じられます。

青山監督の残した思いを継ぐ甫木元空監督の新作映画『BAUS 映画から船出した映画館』が、現在公開中です。こちらとともに、当館へもぜひお出かけいただければと思います。

AA 音楽批評家:間章
AA Signature: Aquirax. Ongaku hihyôka Aida Akira

開映時間 【4/26(土)~4/28(月)】<1部>10:30(~終映12:45) / <2部> 13:05(~終映15:45) / <3部> 16:05(~終映18:40)
青山真治監督作品/2005年/日本/443分/DCP/スタンダード

■監督 青山真治
■プロデューサー 堀越謙三/大野敦子
■音楽 Dowser(長嶌寛之+寺井昌輝)
■撮影部 井上史浩/今井俊裕/内田雅章/榎本至
■録音部 合田典彦/佐藤有記/吉田良子
■制作部 上村久美/木戸亜由美/深田晃司
<灰野敬二ライブ>
■撮影 たむらまさき
■録音 小沢 靖
■特機 多 正行

■出演 大友良英/亀田幸典/近藤等則/佐々木敦/清水俊彦/副島輝人/高橋巌/竹田賢一/灰野敬二/平井玄/本間亮/湯浅学
■インタビュー 大里俊晴

■パンフレット販売なし

★本作品は特別興行です。全6章、2章ずつ3部に分けて上映いたします。
<1部>
第1章 時代の未明から 54分
第2章 反復する未明 77分
<2部>
第3章 非時と廃墟そして鏡 81分
第4章 僕はランチにでかける 77分
<3部>
第5章 この旅には終わりはない 79分
第6章 来たるべきものへ 75分


☟入場料金
1部 各1000円
3部セット割 2500円
※一律料金

人間は批評する動物である。

間章は、一九四六年八月十八日、新潟に生まれた。
中上健次の十六日後である。

一九七八年十二月十二日、逝去。
小津安二郎の亡くなった十五年後である。

中上と小津との奇妙な符合に見入られたようなこの夭折(享年三十二歳)の批評家によって開かれたジャズの、ロックの、そして七〇年代文化の意味について、彼がその存在を刻印した場所を彷徨い、その思考の軌跡を追う試みとして、この作品は作られる。だがそれは啓蒙とは似て非なるものとなるだろう。

間章を現代に甦らせるとは、それが今もなお影響を与えうる〈非時〉の思考であり、にもかかわらず、忘却の彼方に安置されたその思考に再度照明することは、同時に我々の生きる時代に幾度となく刺激を与え、認識の更新を続けることに他ならないのではないか。この作品は、間章の思考の道程を紹介するものであると同時に、〈間章〉的なるものとは何か、〈非時〉の思考とは何か、そのエッセンスを映像化する試みでもある。 ・・・・・・・青山真治

12人の語り部たちによる、不在の人物を巡る7時間30分の旅

音楽界に大きな影響を与え、32歳でこの世を去った音楽批評家・間章(Aida Aquirax)は、フリー・ジャズ、プログレッシヴ・ロックなどを積極的に日本に紹介し、ミュージシャンと協働して新しい音楽に挑戦していった。

そんな間章の批評とは、運動とは何だったのか。間章が駆け抜けた70年代とは何だったのか。
本作品は、演出の傍ら執筆活動もする映画監督・青山真治が、撮影開始から約5年の歳月をかけて完成させた全6章からなる長編ドキュメンタリー。3時間半にわたる映画『EUREKA ユリイカ』で世界を熱狂させた青山真治が7時間半かけて描いた世界とは? 中学生のころに決定的な影響を受けた間章の、文学的かつ哲学的な音楽批評の軌跡と彼が生きた時代とを、ゆかりのあるミュージシャン、批評家の証言によって映像化を試みた野心作。

June12,1998 at the edge of chaos カオスの縁
June12,1998 at the edge of chaos

開映時間 【4/26(土)~4/28(月)】19:00
青山真治監督作品/2000年/日本/65分/DVCAM→デジタル/スタンダード

■監督 青山真治

■出演 クリス・カトラー

■パンフレット販売なし

「実感」そのものへの遡行 青山真治

「カオスの縁」は「イメージ」ではない。
「カオスの縁」は「実感」である。
「実感」は空間を持たない。だからそれそのものとして視覚的に認識することは不可能である。
だが「幽霊」としてならばどうだろう。とはいえ「幽霊」をこちらで作り出せるわけでもなく、よって我々はただ「幽霊」の現れるだろう場所にデジタルキャメラを向け、その時間の推移を追跡し、「実感」のような何かを捕獲しようとしたのだ。

にしても、相変わらず「実感」とはとらえどころのない非=イメージであることに変わりはなく、そこで我々の見ることができるのは「幽霊」なのだが、同時にそれは「実感」の落とした影であり、しかし影は影なのだが…。

カトラーのいう<ポップ>とは、そのような「実感」と「幽霊」とのいたちごっこのシステムである。不可逆な歴史の途上で、不意に娯楽と芸術の二元論に別れを告げて増殖を始める<ポップ>。『FILE UNDER POPULAR』銘打たれたこのビデオシリーズは、その<ポップ>を追跡する果てしないドライヴ(欲動)の軌跡としてあろうとする。それは同時に、日々われわれの手から零れ落ちていく本質なるもの、つまり「実感」そのものへのデライヴ(遡行)にもなりうるだろう。

78年に設立されたイギリスの自主レーベル「レコメンデッド・レコード」を主宰し、自らもドラマー、パーカッショニストとして多くのバンドで活躍して、商業主義ではないもうひとつのロックを世界に発信し続けてきたクリス・カトラー。そのカトラーの日本公演の模様を捉えつつ、彼の言葉、活動の源でもある思考を収めた作品。

路地へ 中上健次の残したフィルム
To the Backstreet: The Films Kenji Nakagami Left Out

開映時間 【4/26(土)~4/28(月)】20:25(~終映21:30)
青山真治監督作品/2000年/日本/64分/35mm/スタンダード/モノラル

■監督・構成 青山真治
■小説・「路地」映像 中上健次
■旅・朗読 井土紀州
■プロデューサー 越川道夫/佐藤公美
■撮影 田村正毅
■録音 菊池信之
■編集 山本亜子
■音楽 『Filament 2-5』(大友良英/Sachiko M/GUNTER MULLER)
『Interrogations』(GROUND-ZERO remixed by Stock, Hausen&Walkman)
『A Flower Is Not A Flower』『Parolibre』(坂本龍一)

■2000年ロカルノ国際映画祭正式出品/2001年ロッテルダム国際映画祭・チョンジュ映画祭・ペサロ映画祭正式出品

■パンフレット販売なし

©SLOW LEARNER + BRANDISH

作家・中上健次の原風景を捉えたエモーショナルなドキュメンタリー

映画は、ひとりの若い映画作家の失われた“路地”への旅を描き出す。彼は車で幾つも峠を越え、巨木の下で、1992年に49歳で急逝した小説家、中上健次(「枯木灘」「地の果て 至上の時」)が生まれ、その小説の舞台とした路地がかつてあった場所で、海で、中上の小説を紀州のイントネーションで読み、彷徨し、途方に暮れる。そして、ふと幻でも見るように”路地”を目にするのだ。そこには、細い道がある。草むらが風になびき、洗濯物が揺れている。駄菓子屋。壁の落書き。子供が日傘をくるくる回しながら走り、坂道の脇に布団が干され、人が歩き、自転車で行き交う…。

監督の青山真治は、その風景を映画によって抱きしめ、坂本龍一と大友良英の音楽がそれに寄り添い、静かに優しく響く。音楽を作るように映画を作ると言った監督は、中上健次に捧げる静かな悲しみを湛えた小さな音楽を奏でた。その音楽に、『EUREKA ユリイカ』『月の砂漠』の田村正毅(撮影)、菊池信之(録音)が参加している。

【モーニングショー】Cinema de Notre temps, Japan Scope
【Morning Show】Cinema de Notre temps, Japan Scope

開映時間 【4/29(火)~5/2(金)】10:30(~終映11:30)
フィリップ=エマニュエル・ソルラン監督作品/2014年/日本/59分/DCP

■監督 フィリップ=エマニュエル・ソルラン

■出演 佐藤寿保/瀬々敬久/黒沢清/仙頭武則/青山真治/塚本晋也/石井岳龍(聰亙)

■パンフレット販売なし


★本作品は特別モーニングショー上映です。
☟入場料金
一律1200円(割引なし)※5/1(木)は映画サービスデーのため一律1000円
★チケットは、朝の開場時刻より受付にて販売いたします。

映画評論家アンドレ・S・ラバルトによるドキュメンタリー・シリーズ『CINÉMA, DE NOTRE TEMPS(原題)』(「われらの時代のシネアストたち」)が、90年代の日本映画にフォーカス。黒沢清、青山真治、塚本晋也など現代の日本を代表する監督たちのインタビューを通して、当時の「新ヌーベルバーグ」ムーブメントを紹介する。

1990〜2000年、日本映画界では驚異的なエネルギーが渦巻き、多くの新しい監督が登場した。それは1960年代のフランスのヌーベルバーグさながらの時代であった。ピンク映画出身の佐藤寿保、瀬々敬久、立教大学で蓮實重彦教授に学んだ黒沢清、青山真治、サイバーパンク映画の石井岳龍(聰亙)、塚本晋也と、多様なバックグラウンドのフィルムメーカーたちが当時、そして現在について語る。

なんくるムービー あじまぁのウタ 上原知子ー天上の歌声
Ajimâ no uta: Uehara Tomoko, tenjo no utagoe

開映時間 【4/29(火)~5/2(金)】11:45 / 15:35
青山真治監督作品/2002年/日本/88分/35mm

■監督 青山真治
■プロデューサー 仙頭武則
■撮影 たむらまさき/猪本雅三
■音楽 照屋林賢
■出演 上原知子/照屋林賢/りんけんバンド

■パンフレット販売なし

そのウタを聴けば 寿命が延びる

6歳の頃から民謡の世界に磨かれてきた上原知子と、3代続く音楽一家に育った照屋林賢。ふたりが出会い、結成したのが唯一無比のオキナワン・ポップス・バンド“りんけんバンド”である。三線、島太鼓などの沖縄の伝統的な楽器と、ドラム、キーボード、ベースなどの現代的な楽器を巧みに融合させたスタイル。照屋林賢と出会い、これまでとは世界を異にする音楽に触れたことで、上原知子の歌い手としての可能性は夢幻に広がった。

ヴォーカル・上原知子の歌声を聴くと「寿命がのびる」と言われ、音楽界でも幅広いフォロワーを持つ“りんけんバンド”にスポットを当て、歌姫・上原の歌声に焦点を定めた音楽ドキュメンタリー。監督は、音楽に造詣の深い青山真治。

エリ・エリ・レマ・サバクタニ
My God, My God, Why Hast Thou Forsaken Me?

開映時間 【4/29(火)~5/2(金)】13:30 / 17:20(~終映19:10)
青山真治監督作品/2005年/日本/107分/DCP

■監督・脚本 青山真治
■プロデューサー 仙頭武則
■撮影 たむらまさき
■音楽 長嶌寛幸

■出演 浅野忠信/宮崎あおい/中原昌也/筒井康隆/戸田昌宏/鶴見辰吾/エリカ/川津祐介/岡田茉莉子

■第58回カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品

■パンフレット販売なし

©2005 OLM / VAP / TOKYO FM

音、それは未来への希望だ。

西暦2015年。日本をはじめ世界中に正体不明の致死ウィルスが蔓延していた。メディアはそれを“レミング病”と呼んだ。感染者は<自殺>という方法で死に至ってしまう病だった。人々が希望を見失いかけ、絶望感に満ちた世界で、唯一の抑制方法が探しあてられる。それは、静かに暮らしているミュージシャンのミズイとアスハラが奏でる“音”を聴くこと。そんな彼らに、“レミング病”に感染してしまった孫娘ハナを助けて欲しいという富豪の家長、ミヤギが現れる…。果たして彼らの“音”はこの絶望感に満ちた世界を救えるのか?

“音”と“物語”の融合による新たなる希望の物語、誕生。

第58回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、多くの批評家から賞賛を浴び、改めて映画作家としてその名を知らしめた青山真治監督作品。“音”と“物語”の融合を全く新しいスタイルで提示した本作は、希望の象徴である“音”と全編にわたる美しい映像により観る者を圧倒し、生きる力、未来への希望を見出そうとする人々の姿を力強く描きだす。

絶望感に満ちた世界を変えるとされる“音”を創りだす奇跡のユニットは、俳優としてだけでなく、ミュージシャンとしても活躍する浅野忠信と、ミュージシャン、三島賞作家、映画評論家とマルチな顔をもち、あらゆるジャンルの人々から支持を集める中原昌也。未来を変える“音”を演奏する浅野と中原のライヴシーンは必見。そして、“レミング病”に侵され、生きる希望を見失いそうになる少女役には、確かな演技力で女優として映画・TVに大活躍の宮﨑あおいが『EUREKA ユリイカ』以来5年ぶりの青山作品への出演となった。“音”を探し求める富豪役に、作家として40年以上ものキャリアを持ち、役者としての経験も豊富な筒井康隆。そしてこの映画の「母」役ともいえるナビ役を演じるのは、多くの巨匠監督に愛される女優・岡田茉莉子。世代・ジャンルを超えた実力派が集結し、大地に響き渡る音のように雄大な作品となった。

Eli, Eli, Lema Sabachthani(エリ・エリ・レマ・サバクタニ)?
「神よ、何ゆえに我を見捨てたもうや」
主イエスが十字架に張り付けられながら唱えた最期の言葉
(マタイ27章 46節)

【レイトショー】劇的舞踊「ホフマン物語」Noism1 × Noism2
【Late Show】The Tales of Hoffmann / Noism1 X Noism2

開映時間 【4/29(火)~5/2(金)】19:25(~終映21:30)
青山真治監督作品/2011年/日本/125分/DCP

■映像監督 青山真治
■監督・演出振付 金森穣
■音楽 トン・タッ・アン
■衣裳 中嶋佑一(artburt)
■映像 遠藤龍
■照明 伊藤雅一(RYU)/金森穣

■出演
(Noism1)井関佐和子/宮河愛一郎/藤井泉/櫛田祥光/中川賢/真下恵/青木枝美/藤澤拓也/計見葵/宮原由紀夫/亀井彩加/角田レオナルド仁
(Noism2)廣川紗恵/堀川美樹/池ヶ谷奏/梶田留以/菅江一路/鈴木菜奈/関祥子/平間文朗

■パンフレット販売なし


★本作品は特別レイトショー上映です。
☟入場料金
一律1200円(割引なし)※5/1(木)は映画サービスデーのため一律1000円
★チケットは、朝の開場時刻より受付にて販売いたします。

撮影:篠山紀信(Kishin Shinoyama)
撮影:村井勇(Isamu Murai)

劇的舞踊『ホフマン物語』は、オッフェンバックのオペラ『ホフマン物語』の脚本と、その原作となったE.T.A.ホフマンによる3つの短編小説『砂男』『大晦日の夜の冒険』『クレスペル顧問官』から着想を得て創作されたNoismオリジナルの物語舞踊。

2010年7月に新潟にて初演を迎え、改訂版として再び上演された2011年12月の舞台を、単なる舞台の記録をこえて、劇的舞踊『ホフマン物語』を映画監督・青山真治が捉えた映像作品である。

単なる舞台の記録を超えたひとつの映像作品としてここに新たな劇的舞踊「ホフマン物語」が立ち現れる。