【2022/12/24(土)~12/30(金)】『夢の涯てまでも』『EUREKA ユリイカ』// 【特別レイト&モーニングショー】『ワン・プラス・ワン』

夢の涯てまでも ディレクターズカット 4Kレストア版
Until the End of the World Director's Cut

ヴィム・ヴェンダース監督作品/1994年/ドイツ・フランス・オーストラリア/287分(途中休憩あり)/DCP/ヨーロピアンビスタ

■監督 ヴィム・ヴェンダース
■原案 ヴィム・ヴェンダース/ソルヴェーグ・ドマルタン
■脚本 ヴィム・ヴェンダース/ピーター・ケアリー
■撮影 ロビー・ミューラー
■編集 ペーター・プルジゴッダ
■音楽 グレーム・レヴェル

■出演 ウィリアム・ハート/ソルヴェイグ・ドマルタン/サム・ニール/ジャンヌ・モロー/笠智衆

© Wim Wenders Stiftung 2015

【2022/12/24(土)~12/30(金)上映】

1999年、禁断の世界に堕ちていく。 ヴィム・ヴェンダースが贈るSF大作の完全版!

1999年、制御不能になった核衛星の墜落が予測され、世界滅亡の危機に瀕していたなか、ヴェネチアからあてもなく車で旅に出たクレアは、お尋ね者のトレヴァーと運命的に出会う。目的不明の旅を続けるトレヴァーに惹かれたクレアは後を追うが、彼は父親が発明した装置を使って世界中の映像を集め、盲目の母親の脳に送り込もうとしていた……。

現代ドイツを代表する映画監督、ヴィム・ヴェンダース。4つの大陸と10の国々を舞台に繰り広げられる90年代の大作SFが、ヴェンダース監督自身の監修により、4Kレストア版で色鮮やかによみがえる。作家映画として例のない巨額の制作費や、膨大な撮影期間、錚々たるアーティストたちの楽曲提供など、多くの伝説に彩られた<究極のロードムービー>完全版。

“「映像」や「見ること」に、「愛」というテーマを結びつけようとしたときからこの映画はスタートした。ヴェンダースの最初の製作メモには、ロラン・バルトの映像に関する次のような言葉が書きつけられている。

「愛の領域においては、知ることからよりも見ることから最も深い傷が芽生える。」

この言葉こそが引き金となって、人間の求める究極の映像的ナルシズムすなわち夢を再生させようとする男とその男への愛を追うあまり自分の夢を再生させてしまう女という禁断のラブ・ストーリーが出来上がったのである。”

――『夢の涯てまでも』1992年公開時(158分版)のパンフレットより抜粋

EUREKA ユリイカ
Eureka

青山真治監督作品/2000年/日本/217分/35mm/シネスコ/SR

■監督・脚本・編集 青山真治
■撮影 田村正毅
■音楽 青山真治/山田勲生

■出演 役所広司/宮崎あおい/宮崎将/斉藤陽一郎/国生さゆり/光石研/利重剛/松重豊/塩見三省

■2000年カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞・エキュメニック賞受賞/ベルギー王立フィルムアーカイブ ルイス・ブニュエル黄金時代賞受賞/2001年日本映画プロフェッショナル大賞ベスト10・新人奨励賞受賞

© JWORKS FILM INTIATIVE

【2022/12/24(土)~12/30(金)上映】

生きろとはいわん。死なんでくれ。

ある九州の田舎町で、バスジャック事件が発生した。生き残った運転手の沢井と直樹・梢の兄妹は心に大きな傷を負ってしまう。それから2年が過ぎ、町に戻った沢井は、2人きりで暮らす兄妹とともに暮らし始める。そこに従兄の秋彦も加わり、4人の奇妙な家族生活が始まった。そんな中、彼らの周辺でまたも殺人事件が続発する。沢井は小さなバスを買い、喧噪の町をぬけて4人でゆくあてもない旅に出るのだが…。 

2022年3月21日に逝去した青山真治監督が世界で注目を浴びるきっかけとなった初期の秀作。凄惨なバスジャック事件で生き残り、心に傷を抱えたまま生きる人々の姿を、3時間37分という圧倒的なスケールで描いた「癒しと再生の一大叙事詩」。

第53回カンヌ国際映画祭で絶賛され、みごと国際映画批評家連盟賞とエキュメニック賞のW受賞を果たすなど、海外の映画祭で高い評価を受けた。主演は日本を代表する名優・役所広司、劇中の兄妹を宮﨑将とあおいの実の兄妹が演じている。タイトルの「EUREKA 」はギリシャ語で「発見」の意。

ただ歴史の構造を漠然と眺めているだけじゃなく、どう見るかが問題なんです。そこに展開する絶望的な繰り返しをまだやるか、といった呆れや怒りや無念さが発動する時、物語が動く。しかしそれだけではまだ不十分なんですよ。そこに<実感>が伴わないと。それに映画を作ることすべてを賭けているんです。

そしてその絶望的な繰り返しの退屈さを見せつけるんです。しかもそれだけじゃなくて、その退屈さ、くだらなさを忘れないために僕の映画はあるんです。

――青山真治(『EUREKA ユリイカ』公開時のプレスより抜粋)

【特別レイト&モーニングショー】ワン・プラス・ワン
【Late & Morning Show】One Plus One

ジャン=リュック・ゴダール監督作品/1968年/イギリス/101分/DCP/PG12/スタンダード

■監督 ジャン=リュック・ゴダール
■製作 マイケル・ピアソン/イアン・クワリア 
■撮影 トニー・リッチモンド
■音楽 ザ・ローリング・ストーンズ

■出演 ザ・ローリング・ストーンズ(ミック・ジャガー/キース・リチャーズ/ブライアン・ジョーンズ/チャーリー・ワッツ/ビル・ワイマン)/アンヌ・ヴィアゼムスキー/フランキー・ダイモン・Jr./イアン・クワリア

© CUPID Productions Ltd.1970

【2022/12/24(土)~12/30(金)上映】

巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督がザ・ローリング・ストーンズのレコーディング風景を捉えた伝説の音楽ドキュメンタリー!

ロックンロール史上に輝く名曲「悪魔を憐れむ歌」(Sympathy For The Devil)誕生の瞬間を捉えた音楽ドキュメンタリー。 5月革命のパリを離れ、ロンドンにやってきたヌーヴェルヴァーグを代表する巨匠ジャン=リュック・ゴダールと、世界最強のロックンロール・バンド、ザ・ローリング・ストーンズの、若き日のコラボレーション。カメラが映し出すのは、ストーンズのレコーディング風景、ブラック・パワー、我が闘争、革命のヒロイン アンヌ・ヴィアゼムスキー…。日本での劇場初公開は1978年。2021年8月チャーリー・ワッツの訃報を受け、同年12月に追悼リバイバル上映を行なった。

“<映像>+<サウンド>。その新しい感覚を備えたカメラワークは、ストーンズの内面に肉迫するリアルさをあますとこなく発揮する。”

“パリ<五月革命>を契機として、その後一切の商業映画を放棄したゴダールは、更に新しい映画作りへと矛先を向けた。『ワン・プラス・ワン』はこの時期に撮影された<映画的な映画>の最後の作品。ラストシーンではゴダールやヴィアゼムスキー、そしてスタッフたちが大ロケーション! 空と海に向かって延々とのびていく撮影用クレーン…、次のステップへ向かうゴダール…、映画、プラス、映画、プラス……”

――『ワン・プラス・ワン』1978年公開時のチラシより抜粋