2025.08.21
【スタッフコラム】この推しスター! byパズー

今月の推し「オースティン・バトラー」
3月に当館で上映した『ザ・バイクライダーズ』。60年代のシカゴに実在したバイカークラブの活動の軌跡を描いた激シブな青春映画で、とってもお気に入りの一作です。この作品のなかでクラブ1の荒くれ者をワイルド&セクシーに演じたのが今回の推し、オースティン・バトラーです。
ロサンゼルス・アナハイム生まれのオースティンは現在33歳。芸能活動を始めたのは意外と早く、13歳でスカウトされてから主にTVドラマに出演してきました。10代の頃は爽やかさ200%のTHE アメリカン・アイドルという感じで役の幅がなかなか広がらなかったようですが、20代半ばくらいから少しずつアンニュイさを会得(?)。タランティーノやジャームッシュの作品に印象的な端役で出演し、ついに2022年『エルヴィス』のエルヴィス・プレスリー役で大ブレイクを果たしました。
当初エルヴィス役には、アンセル・エルゴートやハリー・スタイルズ、マイルズ・テラーなど名だたる旬の俳優たちが主演候補に挙がっていましたが、見事役を勝ち取ったのはまだ代表作が無かったオースティンでした。ゴージャスな演出が得意のバズ・ラーマン監督による大作で、彼はプレッシャーをものともせず才能を開花。歌唱シーンは鼻血もののかっこよさですのでぜひ見ていただきたいです。かと思ったら次作の『デューン 砂の惑星PART2』では、ティモシー・シャラメ演じるポールの宿敵フェイド・ラウサを眉毛無しスキンヘッドで怪演(頭の形の美しさにある意味釘付け)。全世界の女性を虜にしたスーパースター役の次が狂気の悪役なんて、俳優冥利に尽きますね。インタビューによるとかなりの映画・読書好きらしいのでちゃんと役を選んでいるんだなと思います。
ティーンの頃から芸能界にいたオースティンは、同じくティーンアイドル出身のヴェネッサ・ハジェンズと2020年頃までトータル9年間も交際していました。『エルヴィス』への出演もヴァネッサが進めたそうですが、皮肉にも同作で多忙となったことが破局へと繋がったよう。その後はモデルのカイア・バーガーと3年交際、ひとりと長く付き合うのは勝手に好印象です♪
主な映画出演は上記の3作と少ないですが、ご安心ください。これから公開待機作がとんでもないことになっています。アメリカですでに公開中のアリ・アスター監督作『Eddington』や公開直前のダーレン・アノロフスキー監督作『Caught Stealing』をはじめ、ルカ・グァダニーノ新作やマイケル・マン『ヒート』の続編などなど、主演作が8作品もあるようです! どれも日本で公開されそうな話題作ばかりなので、令和のブラピになる日も近いのではないでしょうか…!
(パズー)
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