6/28(土)・30(月)・7/2(水)・4(金) | |||
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碁盤斬り | 12:30 | 17:25 | |
侍タイムスリッパー | 10:00 | 14:55 | 19:50 ~22:05 |
6/29(日)・7/1(火)・3(木) | |||
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上意討ち 拝領妻始末 | 12:30 | 17:20 | |
切腹 | 10:00 | 14:50 | 19:40 ~21:55 |
▼チケット販売時刻▼
【6/28(土)・30(月)・7/2(水)・4(金)】
・10:00『侍タイムスリッパー』からの二本立て >>> 9:20
・それ以降の回/ラスト1本 >>> 各回その直前の回が始まって10分後
【6/29(日)・7/1(火)・3(木)】
・10:00『切腹』からの二本立て >>> 9:20
・それ以降の回/ラスト1本 >>> 各回その直前の回が始まって10分後
☆7/1(火)は映画サービスデー! どなた様も二本立て1000円でご覧になれます。上映作品は『切腹』『上意討ち 拝領妻始末』です。
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★指定席でご案内しております。チケットの販売は窓口のみとなります。受付にお時間がかかることが予想されますので、ご来場の際はお時間に余裕を持ってお越しください。
★そのほか、ご入場システムに関する詳細は、「劇場案内」ページをお読みください。
碁盤斬り
Bushido
■監督 白石和彌
■脚本 加藤正人
■撮影 福本淳
■編集 加藤ひとみ
■音楽 阿部海太郎
■出演 草彅剛/清原果耶/中川大志/奥野瑛太/音尾琢真/市村正親/立川談慶/中村優子/斎藤工/小泉今日子/國村隼
■オフィシャルサイト
https://gobangiri-movie.com/
■パンフレット販売未定
©2024「碁盤斬り」製作委員会
「父は、一旦こうと決めたら、何があっても後には引きません。」
浪人・柳田格之進は身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われ、娘のお絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らしている。しかし、かねてから嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、嘘偽りない勝負を心掛けている。
ある日、旧知の藩士により、悲劇の冤罪事件の真相を知らされた格之進とお絹は、復讐を決意する。お絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び…。
主演・草彅剛 ×監督・白石和彌 ある《冤罪事件》に巻き込まれた男の怒りを目撃せよ! 父娘の絆を斬ってもなお、武士には守らねばならない誇りがあった。
第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した『ミッドナイトスワン』の草彅剛が次に選んだ役は、囲碁の達人で、武士の誇りを賭けて復讐に燃える男・格之進。時代劇を初めて手掛ける『孤狼の血』の白石和彌監督と強力なタッグを実現し、新境地を切り開いた。共演は、一人娘を演じる清原果耶を始め、中川大志、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼と錚々たる豪華絢爛な顔ぶれが集結。
堅物なヒーローが囲碁を武器に死闘を繰り広げる、疑心と陰謀渦巻く愛と感動のリベンジ・エンタテイメントが誕生した。
侍タイムスリッパー
A Samurai in Time
■監督・脚本・撮影・照明・編集・車両他 安⽥淳⼀
■特別協力 進藤盛延
■殺陣 清家⼀⽃
■床⼭ 川⽥政史
■時代劇⾐装 古賀博隆/⽚⼭郁江
■照明 ⼟居欣也/はのひろし
■助監督 高垣博也/沙倉ゆうの
■出演 ⼭⼝⾺⽊也/冨家ノリマサ/沙倉ゆうの/峰蘭太郎/紅萬子/福田善晴/井上肇/田村ツトム/庄野﨑謙/安藤彰則
■第48回日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀編集賞受賞、ほか5部門ノミネート
■オフィシャルサイト
https://www.samutai.net/
■パンフレット販売未定
©2024未来映画社
★本作品は『UDCast』方式によるバリアフリー音声ガイド・バリアフリー日本語字幕対応作品となります。
それがし、「斬られ役」にござる。
時は幕末、京の夜。会津藩士・高坂新左衛門は、密命のターゲットである長州藩士と刃を交えた刹那、落雷により気を失う。眼を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所。行く先々で騒ぎを起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだと知り愕然となる新左衛門。一度は死を覚悟したものの、やがて「我が身を立てられるのはこれのみ」と、磨き上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩く。「斬られ役」として生きていくために…。
幕末の侍が時代劇撮影所にタイムスリップ?! 日本中に旋風を巻き起こした奇跡の大ヒット時代劇!
コメ農家でもある安田淳一監督の長編3作目である『侍タイムスリッパー』。「⾃主映画で時代劇を撮る」という無謀な試みに「脚本がオモロいから」と東映京都撮影所が特別協⼒した本作は、わずか10名⾜らずのロケ隊ながら奇跡的に完成、23年10⽉の京都国際映画祭でプレミア上映されると、笑あり涙ありのチャンバラ活劇でありながら、衰退しつつある時代劇への愛あふれるオマージュに場内は万雷の拍⼿と歓声に包まれた。
幕末の侍があろうことか時代劇撮影所にタイムスリップ、「斬られ役」として第二の人生に奮闘する姿を描いた本作は、コメディでありながら人間ドラマ、そして手に汗握るチャンバラ活劇でもある。昨年8月に単館公開後、SNSを中心に絶賛クチコミの嵐に包まれ、全国拡大上映へ。そしてついに、2025年の日本アカデミー賞において最優秀作品賞を受賞するという快挙を達成。奇跡のインディーズ時代劇が誕生した。
上意討ち 拝領妻始末
Samurai Rebellion
■監督 小林正樹
■原作 滝口康彦
■脚本 橋本忍
■撮影 山田一夫
■美術 村木与四郎
■音楽 武満徹
■出演 三船敏郎/司葉子/加藤剛/仲代達矢/神山繁/三島雅夫
■第28回ヴェネチア国際映画祭国際映画批評家協会賞受賞/第41回キネマ旬報ベスト・テン1位
■パンフレット販売なし
© 1967 東宝
三船敏郎主演! 組織と個人の問題に切り込んだ格調高い時代劇
会津藩馬廻り役の笹原家に藩命で嫁がされた主君の側室を、家の者たちは優しく受け入れた。しかし数年後、今度はいきなり返上せよとの勝手極まる理不尽な命が下り、憤った家の者たちが反旗を翻し、悲劇的顛末を迎える。
1962年の『切腹』に続いて滝口康彦の「拝領妻始末」を原作とし、改めて封建制度の非人道性を説いていく時代劇大作。そこには先の戦争へ至った日本人独自の精神構造を突き詰めていこうとする小林の意図もこめられているようだ。ヴェネチア国際映画祭映画批評家協会賞受賞。
切腹
Harakiri
■監督 小林正樹
■原作 滝口康彦
■脚色 橋本忍
■撮影 宮島義勇
■照明 蒲原正次郎
■美術 大角純一/戸田重昌
■音楽 武満徹
■出演 仲代達矢/三國連太郎/石浜朗/丹波哲郎/岩下志麻
■第16回カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞/第17回毎日映画コンクール作品賞・音楽賞ほか2部門受賞/第13回ブルーリボン賞主演男優賞・脚本賞・録音賞受賞
■パンフレット販売なし
『切腹』©1962 松竹株式会社
“静”と“動”の絶妙な演出で虚飾にまみれた武家社会を豪快に暴く異色時代劇
寛永7年。井伊家の屋敷に津雲半四郎と名乗る浪人が訪れ、庭先を借りての切腹を申し出た。これは、生活に困った武士の当世流のたかりなのである。井伊家の家老は、しばらく前にも同じような申し出をした若い武士のことを思い出した。庭の真中で切腹に臨む半四郎。介錯人に不服を漏らすその口から、意外な事実が吐き出される。そして半四郎の娘婿の悲劇など、次々と人間性を抑圧する武士道社会の虚飾と残酷さが暴かれていった…。
小林正樹が初めて手掛けた本格時代劇映画。滝口康彦の「異聞浪人記」を原作に、橋本忍の時間軸を錯綜させた秀逸な脚本構成と、宮島義勇の重厚な撮影、そして武満徹の琵琶などの和楽器を主とした斬新な音楽などを得て、封建社会の非人道性を露にするとともに、世界に通用するエンタテインメント作品として屹立させた名作。
“HARAKIRI”の英題でカンヌ国際映画祭に出品された際は「ギリシャ悲劇が日本にもあったのか?」と喝采を浴び、小林の世界的名声を揺るぎないものとした。撮影当時29歳にして50代の浪人を演じた仲代達矢は、本身(真剣)を用いた殺陣の緊張感も含めて、もっとも忘れられない作品になったとのことである。