イノセンツ
The Innocents
■監督・脚本 エスキル・フォクト
■撮影 シュトゥルラ・ブラント・グロヴレン
■編集 イェンス・クリスチャン・フースタ
■音楽 ペッシ・レヴァント
■出演 ラーケル・レノーラ・フレットゥム/アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ/ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム/サム・アシュラフ/エレン・ドリト・ピーターセン/モーテン・シュバ
■2021年カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品/2022年アマンダ賞(ノルウェーアカデミー賞)監督賞・撮影賞・音響賞・編集賞受賞/2022年デンマーク映画賞ロバート賞・非英語作品賞受賞 ほか多数受賞
© 2021 MER FILM, ZENTROPA SWEDEN, SNOWGLOBE, BUFO, LOGICAL PICTURES
©Mer Film
【2024/1/6(土)~1/12(金)上映】
大人には、秘密
緑豊かな郊外の団地に引っ越してきた9歳の少女イーダ、自閉症で口のきけない姉のアナが、同じ団地に暮らすベン、アイシャと親しくなる。ベンは手で触れることなく小さな物体を動かせる念動力、アイシャは互いに離れていてもアナと感情、思考を共有できる不思議な能力を秘めていた。夏休み中の4人は大人の目が届かないところで、魔法のようなサイキック・パワーの強度を高めていく。しかし、遊びだった時間は次第にエスカレートし、取り返しのつかない狂気となり<衝撃の夏休み>に姿を変えていく――。
大友克洋の「童夢」からインスピレーションを得た驚異の映像に世界が震撼&絶賛。『ミッドサマー』『LAMB/ラム』に続く北欧発のサイキック・スリラー!
第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、ノルウェーのアカデミー賞と呼ばれるアマンダ賞で驚異の4冠を獲得。世界の映画祭で16映画賞を受賞し、観客を絶賛と衝撃の渦に巻き込んだ問題作『イノセンツ』。監督・脚本を手掛けたのは、ノルウェーを代表する映画監督ヨアキム・トリアーの右腕として『母の残像』『テルマ』などの脚本を共同で務め、『わたしは最悪。』で米アカデミー賞脚本賞にノミネートされた鬼才エスキル・フォクト。子供たちの夏休みを、かつて誰も見たことのない“無垢なる恐怖”で紡ぎ上げた。
また、世界中に多くの熱狂的ファンを持つ大友克洋の傑作漫画「童夢」からインスピレーションを得た本作は、特異な世界観のみならず、不穏な予兆と驚きに満ちたサイキック描写においても傑出した迫真性を獲得。大人が一切介在しない、子供たちの“危険な遊び”は予測不能な想像を絶する結末へと突き進む。
ザ・クリエイター/創造者
The Creator
■監督・原案 ギャレス・エドワーズ
■製作 ギャレス・エドワーズ/ キリ・ハート/ジム・スペンサー/アーノン・ミルチャン
■脚本 ギャレス・エドワーズ/クリス・ワイツ
■撮影 グレイグ・フレイザー/オレン・ソファー
■編集 ハンク・コーウィン/ジョー・ウォーカー/スコット・モリス
■音楽 ハンス・ジマー
■出演 ジョン・デヴィッド・ワシントン/マデリン・ユナ・ヴォイルズ/ジェンマ・チャン/アリソン・ジャネイ/渡辺謙/スタージル・シンプソン/アマル・チャーダ=パテル
© 2023 20th Century Studios
【2024/1/6(土)~1/12(金)上映】
人類最大の脅威は、天使のような少女だった――
人類とAIの戦争が続く世界は、AIの全滅を目指す米国とAIと共存するニューアジアに二極化していた。元US特殊部隊のジョシュアは人類を滅ぼす兵器を創り出した〝クリエイター”の潜伏先を見つけ、暗殺に向かう。だがそこにいたのは、純粋無垢な超進化型AIの少女アルフィーだった。そして彼は、“ある理由”から、少女を守りぬくと誓う。やがてふたりが辿りつく、衝撃の真実とは…。
近未来の世界“ニューアジア”を舞台に描かれる感動のSFアクション超大作!
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で世界を魅了したギャレス・エドワード監督が、壮大なスケールと美しいビジュアル、そして斬新なオリジナル脚本で創り上げた最高傑作。AIは人類の救いか、脅威か。観るものすべてに問いかけ、心を揺さぶる〈愛〉の物語。
『TENET テネット』のジョン・デヴィッド・ワシントン、『GODZILLA ゴジラ』『インセプション』の渡辺謙が初共演。また、天才的な表現力と演技力で超進化型AIの少女〈アルフィー〉を演じたマデリン・ユナ・ヴォイルズの魅力に心奪われる。
【レイトショー】AKIRA 4Kリマスター
【Late Show】Akira
■監督・原作・キャラクターデザイン 大友克洋
■脚本 大友克洋/橋本以蔵
■作画監督 なかむらたかし
■作画監督補 森本晃司
■美術 水谷利春
■撮影 三澤勝治
■編集 瀬山武司
■音楽 芸能山城組
■作曲・指揮 山城祥二
■声の出演 岩田光央/佐々木望/小山茉美/石田太郎/玄田哲章/草尾毅/鈴木瑞穂/中村龍彦/伊藤福恵/神藤一弘
©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会
【2024/1/6(土)~1/12(金)上映】
時代がようやく追いついた――
1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。31年後― 2019年東京湾上に構築されたメガロポリス、ネオ東京は翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。健康優良不良少年のグループリーダー・金田は、荒廃したこの都市でバイクを駆り、暴走と抗争を繰り返していた。ある夜、仲間の鉄雄は暴走中、奇怪な実験体の少年と遭遇し、転倒負傷。呆然とする金田たちの前で、彼らは軍の研究所へと連れ去られてしまう。鉄雄救出のために研究所へ潜入を試みる金田。だが、彼はそこで、過度の人体実験により新たな「力」に覚醒した、狂気の鉄雄を見る。
世界を揺るがした伝説的作品が、舞台となった記念すべき年に4Kリマスターで再臨!
「AKIRA」は、ヤングマガジン(講談社)にて1982年12月より連載が開始された。その独創的な世界観を持ったコミックは、国内はもちろん海外にまでその名を広め、書籍・キャラクターグッズ等、驚異的な数字を記録し、世界的なセールスに成功したマンガ史に残る傑作のひとつである。その原作者・大友克洋氏自らが監督を務め、製作期間3年、総制作費は10億円という、当時の通常のアニメーションでは考えられないほどの時間と労力、そして最高のアニメーション技法を惜しげもなく費やし、1988年に世界的劇場アニメーション「AKIRA」が誕生した。
最高機密「アキラ」を中心として、現代の政治と宗教が入り組み、それに若者たちのエネルギーが炸裂し、スケールはますます大きくなってゆく。予測不可能なストーリー展開はもちろん、細密画のように綿密に描きこまれた各カット、息つく間もないスピーディーなアクションシーンは圧巻。そして映画のテーマである、破壊の後の“再生”への願い…。「AKIRA」は壮大なSFアニメであると同時に、熱いヒューマン・ドラマでもある。そして、公開から30年以上の時を経た2019年、奇しくも作品の舞台となった年に4Kリマスターとなって鮮やかに蘇った。(※当館では2K上映)