2018.05.17
【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類
その24 リタ・トゥシンハムと『ナック』 最近ちょっとショックだったことがあります。私の周囲のシネフィルたち(20代~30代初め)のほとんどがリチャード・レスター監督『ナック』(65)を観ていなかったこと…。ピチカート…
2018.04.19
【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類
その23 『抱きしめたい』 今回はひとりの女優ではなく、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ザ・ウォーク』の巨匠 ロバート・ゼメキス監督の愛すべきデビュー作『抱きしめたい』(78)という作品自体を取り上げたいと思います。…
2018.03.08
【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類
その22 ヴァレリア・ドビチと『パッション・ダモーレ』/京マチ子と『いとはん物語』 映画において(映画だけじゃないけど)女性の美醜は極めてデリケートな問題であり、ちゃんと扱っている作品は多くありません。どんなにリアルに現…
2018.02.01
【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類
その21 メッチェン・アミックと『ドレス』『スリープウォーカーズ』 新シリーズも話題のデヴィッド・リンチ製作のTVドラマ「ツイン・ピークス」にて、リンチ演じるFBI捜査官がひと目見るなり「まるで腕のない(ミロの)ヴィーナ…
2018.01.04
【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類
その20 エヴリーヌ・ブイックスと『ヴィバラビィ』 エヴリーヌは『男と女』(66)で知られる(昔も今も批評的評価は不当に低いけど私は大好きな)クロード・ルルーシュ監督の80年代を公私で支えたミューズです。大作『愛と哀しみ…
2017.11.16
【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類
その19 ゲイラン・ロスと『ゾンビ』 世界は突如死者が甦って人間を襲う阿鼻叫喚の地獄と化していた。スワット隊員のピーターとロジャー、TV局員のフランとスティーヴの4人はヘリコプターで都市を脱出し、生前の習慣のままにゾンビ…
2017.10.12
【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類
その18 ジル・シュエレンと『ポップコーン』 私の中で彼女は殿堂入りしているのです。どれほどの美少女か。デビュー作『D.C.キャブ』(83)の初登場シーンが象徴的です。荒んだタクシー会社に就職してしまったナイーヴな主人公…
2017.08.31
【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類
その17 ジャナス・ブライスと『溶解人間』『悪魔の沼』『サランドラ』 謎の怪光線を帯びて帰還した宇宙飛行士が何故かドロドロの怪物になって人々を襲う『溶解人間』(77)は、ド田舎の高校生だった私のやさぐれ切った心の琴線に触…
2017.08.03
【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類
その16 リン・フレデリックと『フェイズIV 戦慄!昆虫パニック』 ヒアリへの危機感が増す昨今だが、観ればますますアリが怖くなってしまう衝撃作といえば『フェイズIV 戦慄!昆虫パニック』(73)。天才グラフィックデザイナ…
2017.07.06
【スタッフコラム】ごくごく私的偏愛女優たち by甘利類
その15 司葉子と『その場所に女ありて』 おそらくここ10年ほどに名画座や特集上映を通じて最も再評価が進んだ邦画は、東宝の隠れた名匠・鈴木英夫監督の『その場所に女ありて』(62)だろう。高度経済成長真っ只中に広告業界で働…