年を重ねてくると、いろんなことを分かった気になってしまいますが、まだまだ知らないことってあるんですね。去年、甥っ子にクリスマスプレゼントをあげようと、ネットでベビー服を真剣に見ていて気づいたんです。ベビー服のデザインが、最強にかわいいモノで溢れていることに。

赤ちゃんという人生の中のほんの一瞬を、一層キラキラに輝かせるベビー服。それは素材、色、形、すべてが「かわいい」という頂点に向かってデザインされていると思うんです(多分…)。体型の変化や年齢という現実と向き合いながら選ぶ自分の服とは違って、叔父という無責任なポジションから好き勝手に選べるこんな楽しいワクワクタイムは、今まで誰も教えてくれませんでした。思うがままにサイトを見漁った結果、アルゴリズムによって僕のスマホとＰＣに流れてくる広告は、ベビー用品一色。しかし、こんなにも次々と「かわいい」を具現化し続けているベビー服業界に対して、リスペクトの気持ちでいっぱいになりました。

そんな僕の琴線にふれるトップ・オブ・かわいいベビー服を発見。それはずばり、サスペンダーレギンス！　あれこそ赤ちゃんじゃなければ成立しない「かわいい」がデザインされた一品ではないでしょうか。お腹まですっぽり包まれるスーパーハイウエストなレギンスで、そこから肩にかけてＶ字のように伸びる幅が太めなサスペンダーが付いたデザイン。赤ちゃんのお腹とお尻の超絶かわいい曲線を最大限に引き出しているうえに、サスペンダーによるやさしいホールド感という機能性すら併せ持っている最高ベビー服です。さらにリブ素材であれば、心地よいフィット感もあってかわいさもＵＰ。なんと言ってもあのハンプティダンプティ的フォルムには、言葉で言い表せないハピネスが詰まっているのです。

年明けに、プレゼントしたサスペンダーレギンスを履いて躍動する甥っ子を見たとき、これまた今まで知らなかった多幸感に包まれました。どんどん大きくなっていく彼の普段着レギュラーメンバーに、短い間でもラインナップされるなら本望です。甥っ子とバイバイした帰り道、ブックマークしたベビー服サイトを再び見漁るうどん粉なのでした。

（うどん粉くん）