2024.02.22

【スタッフコラム】馬場・オブ・ザ・デッド by牛

最近、ゲームにハマリすぎて日々の夜更かしが止まりません。いつの間にか昼夜逆転生活になっていることもしばしばで、そんな時によく見るのが悪夢です。「早く寝なきゃ!」という焦りと朝方に眠りにつく睡眠の浅さで大体変な夢を見てうなされます。(ちなみに今日は自宅のベランダが巨大カラスの家族に占領される夢を見ました。)夢って、現実世界では起こり得ないようなことが起こりがちで、精神的にストレスがかかりますよね。今回は寝なくともそんなストレスフルな体験ができてしまう!私がうなされた悪夢のような映画をご紹介します。

韓国の鬼才キム・ギヨン監督『殺人蝶を追う女』(78)は、数年前に鑑賞したものの、ふと思い出しては「あの体験は一体…」と遠い目をしてしまう一本です。ジャンルでいえば怪奇映画に分類されるのでしょうか。見知らぬ女に勧められるがままジュースを飲まされる主人公。なんとそれは毒入りジュースでした! という出だし。奇跡的に助かるものの、以後「死」に取り憑かれてしまうという、冒頭からフルスピードで衝撃展開が待ち構える問題作です。その後も、何度殺しても生き返る謎の老人や、骸骨の姿から二千年ぶりに蘇る女など、登場する人物たちも強烈な面々。まるで高熱の時に見る悪夢のようで、こんなにも長く感じた2時間はかつて私の中に存在しませんでした…。ちなみに、こちらの作品は韓国映像資料院が開設している「Korean Classic Film」というYouTubeチャンネルで視聴することができます。英語字幕しかないのですが、繰り広げられる異常な世界観は言葉がわからなくても問題ありません。

『怪人現る』(28)は、チャーリー・バワーズ監督の短編作品。もともとアニメーター出身の監督ということもあり、コマ撮りアニメーションと実写が融合した一見すると子供向けのような作品です。…なのですが、個人的にはちょっとしたホラー映画ばりにビビってしまいました。というのも、出てくる怪人が異様に怖いのです。タイトルの通り、舞台となるお屋敷に怪人が現る! というお話なのですが、あまりの神出鬼没さに観ているこちらもびっくり。モジャモジャ髭を蓄え、何を考えているのか全くわからない表情。しかも、なぜかセグウェイのような乗り物に乗り、高速で移動してくるのも怖いです。監督自身が扮する探偵がこの怪人を退治しようと奮闘するのですが、相棒である謎生物マックスも怪奇な存在…。独特の世界観が不気味な作品です。ちなみに私はこの作品を地方の映画館で観たのですが、その夜泊まったカプセルホテルで眠るのがめちゃくちゃ怖かったです。(怪人がカプセルの窓から覗いていたらと思うと…。)

思い出しただけでぞっとする作品にビクビクしながら、悪夢を見ないためにも早寝早起き生活を送りたいと思うこの頃なのでした。皆さんも早く寝ましょう!

(牛)