2016.04.21

【スタッフコラム】このイケメン! byパズー

映画を観る時の大きな楽しみがイケメンを見つけることです。有名なスターはもちろんですが、まだ誰も知らないような“駆け出しのイケメン”を発掘して、彼がその後ブレイクした時に「成長したわねフフフ」とほくそえむことに密かな喜びを感じる私。ということで、洋邦問わず旬なイケメンとその出演映画についてご紹介いたします。

今月のイケメン「ニコラス・ホルト」

彼との出会いは5、6年前。トム・フォード監督作『シングルマン』で、大学教授でゲイ役のコリン・ファースを惑わす学生として、ニコラス・ホルトはスクリーンに現れました。この作品での彼の輝きは衝撃的で、お風呂上りのほてった顔のあまりのイケメンぶりに、コリンそっちのけで釘付けになりました(YouTubeで予告編を彼が出てくる部分だけ繰り返し観るほど)。『アバウト・ア・ボーイ』でヒュー・グラントの息子役をやっていたあのクリクリな子役だったなんて…成長した現在の方がかっこいいという珍しいタイプです。

『Xメン』で共演したジェニファー・ローレンスとのロマンスが有名でしたが、ジェニファーがどんどん大物女優になる一方でイマイチぱっとしなかったニコラス君。そんな彼にも昨年やっと当たり役が! そう、世界中を熱狂させた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でのニュークス役です。半裸の白塗り坊主で最初はどうしようかと思いましたが、映画中で一番の名セリフ「What a lovely day!!!」とともに、人気は決定的に。自分の鎖骨にできた2つの腫瘍を「僕の友だち、ラリーとバリー」と紹介するキモ可愛さ、最高でした。イケメンとしてのブレイクではなかったけど、ま、いいか…。『マッドマックス』のあとはすでに出演作が目白押しで、あのグザヴィエ・ドランの新作にも出ちゃいます(となればやっぱりゲイ役を期待♪)応援してるよ、ニコラス。

(パズー)

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