2016.11.10
【スタッフコラム】早稲田松竹・トロピカル・ダンディー byジャック
「大瀧詠一とちびまる子ちゃん」
日本語ロックのクラシック、「はっぴいえんど」の元メンバー、大瀧詠一さんの曲にハマっております。アルバム『EACH TIME』収録の「魔法の瞳」という曲のポップさに心地よいめまいがしてからというもの、今もずっと繰り返し聴いています。とてつもないポジティブなオーラと楽曲の浮遊感、情報量の多さに足元がグラついてしまうような不思議な感覚になったのです。そんなわけで、恥ずかしながら今までしっかりと聴いてこなかった大瀧さんの曲を一から追っております。日々の楽しみが増えて嬉しい限りです。
そういえば『EACH TIME』に収録されている「1969年のドラッグレース」という曲は『映画ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』で使われています。まるちゃんが花輪君に静岡市まで車で送ってもらうときに使われている曲なのですが、「クレヨンしんちゃん」の作画で有名なアニメーターの湯浅政明さんがこのシーンを担当しているので、サイケデリックな旅路になっています。サングラスをかけ、風になびく帽子を手で押さえるまるちゃんの姿に、なぜかじーんと心動かされるのでした。
この映画、以前マイフェイバリットグループである「たま」の紹介のときにも登場しまして、なんとも個人的なツボをついている映画なのです。さらになんと大好きな細野晴臣さんの「はらいそ」という曲まで使われています! 舞台は静岡県の清水なのに、妙にエキゾチックな雰囲気漂うちびまる子ちゃんの世界観に、ぴったりだと思います。まさに「わたしの好きな歌」だらけなのです。
(ジャック)