2017.01.26

【スタッフコラム】このイケメン!  byパズー

vol.10 ディエゴ・ルナ&ガエル・ガルシア・ベルナル

年末に『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を鑑賞しました。マッツ・ミケルセンにドキドキしたのはもちろん、ドニー・イェンの美アクションにも惚れ惚れ。けれど私がそれと同じくらい気になったのは、極秘部隊「ローグ・ワン」のリーダー役で出演していたディエゴ・ルナでした。ディエゴ・ルナ…懐かしい響き!(失礼) 何を隠そう、私が映画をよく観出した頃にハマった、いわば「元祖myイケメン」が、ディエゴと彼の親友ガエル・ガルシア・ベルナルのふたりだったからです! 

メキシコが生んだイケメンコンビであるディエゴ&ガエルを知ったのは、『天国の口、終りの楽園。』(’01)でした。もともと幼なじみでもあるふたりが、プライベートそのままの雰囲気で、年上の女性と3人で旅をする青春ロードムービー。かなりエロスが満載なのでドキドキしながら観たのを覚えています。ちなみに監督と撮影は、『ゼロ・グラビティ』などで今やハリウッドを牽引する存在となったアルフォンソ・キュアロン&エマニュエル・ルベツキのコンビ。母国メキシコの美しい風景を収めた貴重な作品でもあるんです。

実は、当時私はガエル派でした。『アモーレス・ペロス』『モーターサイクル・ダイアリーズ』『バッド・エデュケーション』などなど、ミニシアター系でガエルの主演作が軒並み公開されていたからです。ハマりすぎて携帯のアドレスにもgaelって入れてしまいました。ディエゴの魅力に気付いたのはそれより少し遅くて、07年の『ミルク』で、ショーン・ペン演じるハーヴェイ・ミルクの年下の恋人を演じた時。繊細なシャイボーイでめちゃくちゃ可愛い役でした。ガエルもディエゴも、マッチョ系のイメージが強いラテン俳優なのに、子犬のようにキュートなところが魅力なんです。

近年はふたりとも、プロデューサー業に力を入れたり、母国の作品や日本未公開のアメリカ映画に出ているようで寂しい限り。でも久しぶりに観た『ローグ・ワン』のディエゴは、あの頃と全然変わっていなかった! ブレイクが早かったのでまだ30代なんですよね。今後はまた彼らの作品が日本でもたくさん観られますように!

ところでこのコラム、もはや「旬」にとらわれなくなってしまいました。すみません、やっぱり思い入れのある人しか熱く語れないなと思いまして…。そして何故だか、やけにスター・ウォーズネタが多いですよね。特にシリーズのファンではないのですが…スター・ウォーズのキャスティング担当の方と私のイケメンレーダーが似ているということでしょうか?

(パズー)