2017.05.18

【スタッフコラム】うどん粉デザインばなし byうどん粉くん

突然ですが、映画のタイトルロゴって気になりませんか?

早稲田松竹で働いていると、毎週作品が変わるので、その数だけ映画のタイトルロゴを目にします。作品への愛情を感じるイカしたデザインだったり、原題から邦題にして全く雰囲気の違うデザインになっていたりと様々です。特に印象的だったのは、昨年の今村昌平監督特集の作品タイトルロゴです。生誕90年・没後10年ということで、1週間に6本も上映したのですが、そのタイトルロゴがことごとくカッコ良くて惚れ惚れしたのを覚えています。フォント力というか、レタリング力というか、とにかく文字にパワーがあるのです。単なる文字情報ではなく、それぞれの作品らしさが出ているデザインで、その月のラインアップチラシにも使わせていただきました。

最近もステキなタイトルロゴを発見しました。今年9月公開予定の『エイリアン:コヴェナント』の邦題ロゴがアツいんです! 1979年の『エイリアン』1作目を監督したリドリー・スコットが38年ぶりにメガホンを取った最新作なのですが、シリーズの原点となるストーリーにふさわしく、タイトルロゴも1作目と同様のフォントでデザインされています。何とも懐かしい太めなフォントで、『エイリアン』シリーズと監督へのリスペクトが感じられる胸アツなデザインです。邦題ロゴのプリントTシャツが発売されないかな~…、なんて淡い期待を抱きながら公開を待っています。

そんなタイトルロゴ熱が高まってきた今日この頃、僕も文字デザインに力を入れなくてはと思い立って作ったのが、5/20(土)からの二本立て「イーサン・ホークと音楽の時間」のトップ画像です。どちらも音楽にまつわる作品ということで、音符を使って文字をデザインしてみました。単に文字入力するのではなく、一文字一文字組み立てていったので普段より時間はかかりましたが、その分だけ思い入れのあるデザインになりました。

(うどん粉くん)

◆トップ画像はこちら
http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2017/seymour_blue.html