2017.07.27
【スタッフコラム】わが職場の日常 by KANI-ZO
今回は、早稲田松竹のラインアップチラシの日常をご紹介します。表紙はデザインコラムでお馴染みの“うどん粉くん”が担当しています。皆さまの中にも毎月の早稲田松竹のチラシのデザインを楽しみにされている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 私もその一人です。私とうどん粉くんは同期でもあるので、彼のデザインの歴史を影からひっそりと見守っていました。近年の彼の作品は、色味を統一させ、全体の一体感を持たせる作風に凝っているようです。私が手書きで描いた早稲田松竹の建物を採用して、デザインしてくれたことはとても嬉しかった思い出です(2014年7月)。当館HPのチラシギャラリーで歴代のチラシがご覧いただけます。
(http://www.wasedashochiku.co.jp/aboutws/special.html)
裏面の情報は番組が決まると別の担当者が、映画の情報をまとめ、レイアウトします。そして、スタッフ数名で内容に誤りが無いかじっくりと校正を行い印刷所へ入稿しています。私も校正作業を行うことがあるのですが、聞きなれない外国の監督や俳優の名前の誤植を見つけるのは中々骨が折れる作業です。
そして、新しくできあがったチラシが印刷所から納品されると待ち受けているのがチラシ発送作業です。都内近郊の映画館や、ご近所のお店などに設置して頂くためにスタッフ総動員で封筒詰めするのです。事務所全体を使ってチラシの枚数を分け、封筒に詰めて、封をするという流れです。完成した封筒は約70個。積み重ねると50センチほどの塔が3個出来上がります。新しく来たチラシはこの日で見飽きてしまうほど我々と向き合い、新たな仲間になるのです。
毎月表情を変える早稲田松竹の顔であるチラシ。私にとってはそれぞれの時期のチラシを見返すと、沢山の思い出があるなと改めて思いました。皆さまにもご来館の際には、映画の思い出と共に、今月はこんなチラシなのかと目に留めて頂ければと思います。
(KANI-ZO)