2017.08.31
【スタッフコラム】わたしのランチ byもっさ
「真打みかさ」で「焼きそば」
安くて、庶民的で、贅沢なものを使わずとも美味しくて満たされる――そんなB級グルメの定番「焼きそば」。しかし、その身近さゆえに、自分で作るか、カップ焼きそばを食べるか、お祭りなどの屋台で買うか、居酒屋で締めに頼むか。わざわざ焼きそばを食べるためにお店に行くなんて、考えたことがありませんでした。このお店に出会うまでは。
今回ご紹介するお店は、焼きそば専門店「真打みかさ」高田馬場店です。実はここ、神保町の行列のできる人気焼きそば専門店「みかさ」の初代店長が昨年4月にオープンしたお店なのです。券売機には「や」「き」「そ」「ば」と4つボタン。迷うこともありますが、どれを押しても焼きそばです。メニューは焼きそばとビールとコーラのみ。「塩焼きそば」に変更や、ねぎ増し、麺増しもできますが、まずはこの4文字のどれかを押して、口頭で注文してください。この「塩焼きそば」も、美味しいんですよ。
「みかさ」の魅力と言えば、何といっても手打ちの自家製平打麺! このもっちもちの麺に特製ソースが絡み合い、極上のやきそばタイムを演出します。麺は注文が入ってから茹でられ、熱々の鉄板にダイブ。野菜や肉たちと手際よく炒め、ねぎと隣で炒められた半熟たまごを乗せ、仕上げに青海苔を振りかけ完成。う~ん、これぞ匠の技。店主お一人で作るときもあれば、もう一人の従業員のお兄さんとのコンビネーションを魅せるときもあります。この光景がカウンターの目の前で繰り広げられるのも魅力です。
注意点としては、お店は「(概ね)年中無休」だということ。ここ最近はありませんが、私がお店に出会った今年の2月、麺の仕込みでお休み、その次も何らかの理由でお休みと、立て続けにめったになさそうなお休みに遭遇したことがあります。ツイッターやHPなどでの案内も特にないので、もしかすると、お休みの可能性もあるのでご注意を。また、お昼どきは混雑していて待つこともあります。それでも、席についてあの焼きそばを前にしたら、「待っててよかった」と思える、食べたら「来てよかった」と思える、そんな焼きそばです。開店して1年ちょっとで、もう高田馬場の名店であること間違いなし。それが「真打みかさ」です。
あ~、食べたくなってきました。今日のランチはここで決まり!
(もっさ)