2023.09.07

【スタッフコラム】わが職場の日常 by KANI-ZO

「2023年、夏」

まだまだ暑いですが、9月を迎えました。今年の夏は私の中で”過去”を感じる出来事が重なりました。

山形への帰省の途中、茨城で高校の同級生6人と庭キャンプをしました。10年ぶりに会うとそれぞれ家族が増えていて、総勢20名(内子供が10人)の大所帯です。子供たちと遊びながら、同級生が時折見せる父の顔や母の顔。それでも、水風船やスイカ割り、そして花火で盛り上がると学生時代と変わらない、笑い声や笑顔
に懐かしさを感じました。その時撮った集合写真は、まるで長寿番組の最終回でキャストが総出演しているかのような、とっても素敵な写真が撮れました。

写真と言えば、先日スタッフが学生時代に流行したプリクラの手帳(プリ帳)の見せ合いっこをしていました。小さな手帳に隙間なくびっしり貼ってあるプリ帳は、地域や学校が違っても、同じ姿形をしていてブームってすごいなと思いました。また、プリクラに映る細い眉毛や、ギャル文字で刻まれた言葉から平成の空気感があふれ出し、見ているだけで元気が出ます。

さて、今週の早稲田松竹のショーウィンドウは、ぬいぐるみ達でにぎやかになっています。レイトショー『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』に合わせて、スタッフで持ち寄ったぬいぐるみで飾り付けをしました。

それぞれのぬいぐるみにある、スタッフそれぞれの思い出を聞いてみました。

小学校の授業で作った、女の子のぬいぐるみ。

ゲームセンターで、お姉ちゃんがUFOキャッチャーで取ってくれた白くまのディティールがしっかりしたぬいぐるみ。

高校生の頃、近所の雑貨屋で見つけた頭にチャックのポケットが付いたピンク色のクマさんのぬいぐるみ。(今でも印鑑はなくさないようにこれに入れて持っていく。)

大学時代、スポーツクラブの後輩がプレゼントしてくれたユニフォームを着たオラウータンのぬいぐるみ。

モラトリアム期間に、ポケモンセンターに行き、並んで買ったぬいぐるみ。

十人十色のぬいぐるみが集まりました。全体的に茶色いぬいぐるみが多いのもご愛敬です。

みんなのプリ帳やぬいぐるみの思い出を聞き、そして旧友との再会を通して、どんなに離れていても、同じ時代を過ごしているから、通じ合える事ってたくさんあるなと思いました。私事ですが、先日36歳を迎えました。今まで積み重ねてきた過去をより大切に感じ、これからも積み重ねていかなければと思う夏でした。

そんなことを思いながら、ぬいぐるみが集結する優しい世界を、ショーウィンドウ越しに愛おしく眺めてしまう今日この頃です。

(KANI-ZO)