2023.08.10

【スタッフコラム】わたしのランチ byもっさ

涼しさと優しさの素麺from小豆島

なんて暑い夏なのでしょう。連日37℃、38℃…と異常な暑さが続き「一体ここはどこ?」と気の遠くなるような毎日ですね。そんな中、私は体調を崩し、すっかり食欲を失ってしまいました。ランチ巡りストとしてあるまじき失態(トホホ)。しばらくは大好きなランチタイムも、普段よく食べるメニューを思い浮かべるだけでなんだか胃もたれ…。かといって何も食べずには体が持ちません。そこで、ハッと思い出したのが、今回ご紹介する素麺のお店「小豆島 大儀(だいぎ)」です。

「大儀」は高田馬場駅前のドン・キホーテや芳林堂書店の入っているビルの2Fにあります。いつも書店に行くたびに見かけていたのでお店の存在は知ってはいたのですが、この度、ランチ巡り12年目にして初めての入店です。というのも、胃腸が弱いで有名なスタッフNさんが最近よく「大儀」に通っているという話を聞いておりまして。素麺なら今の私でも「つるんっ」と「ずずずっ」といけるはず! と思い足を運んだわけです。

彼女曰く、「素麺はもちろん美味しいけれど、牛丼が最高だよ」とのことでしたが、初・大儀では、まず私の弱った胃袋を労わるため「岬のたらいそうめん~阿波尾鶏つけ汁~」を注文。ほどなくして届いたそれは、思っていたより一回り大きめなたらい。覗けば氷水に浸かった素麺のなんとも涼しげなこと! 脳内風鈴がリンと鳴り、ダジャレのような阿波尾鶏(徳島県の正式なブランド地鶏)のつけ汁を一口すすると、一気に胃袋の解放です。

氷水で引き締まった素麺は程よいコシがあり、温かいつけ汁をくぐると弱った胃にも優しい温度でつるり、つるりと喉を通ってゆきます。鶏肉は柔らかくジューシーで、思わず「美味しい…」と心の中でうれし泣きしながら噛みしめました。全体的にシンプルなメニューながら、たらいに透き通る素麺の白と、見た目にもシャキッとしたネギの新鮮な緑が映えて、暑中見舞いの絵ハガキにぴったりな逸品。私の夏は、これからです。

それからというもの、おかげさまで胃の調子は上々で、「もはや牛丼が食べたいがために行っている」と言うほどNさんお気に入りの牛丼も食べてきました!(ミニ丼サラダランチや丼ぶりが普通サイズのビジネスランチというお得なセットがあります。)店名にもある通り、瀬戸内海にある小豆島からやってきた「大儀」。こちらの牛丼は瀬戸内オリーブ牛を使用しているという納得の美味しさでした。次回は普通サイズのセットも食べられるのでは?! というほど、食欲が回復して安心しております。

小豆島で古くから伝わる手延べそうめん(&うどん)の製法やお店の想いなど、店内のメニューで読むことができます。それがなんだかとても心が温まる文章なのです。ここでは文字数が限界なので、ぜひお料理が届くまでの少しの間ご一読いただき、小豆島に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。夏バテで疲れた心と身体にも優しく寄り添ってくれますよ。

あぁ~、食べたくなってきました。今日のランチはここで決まり!

(もっさ)