2023.05.11

【スタッフコラム】しかまる。の暮らしメモ byしかまる。

第27回「“好き”が私を変える。」

先日やっと衣替えを終え、すっきりとしたクローゼットを眺めていると、あれ? こんなにTシャツ持っていたっけ? と不思議な感覚になりました。というのも、私はこれまでTシャツといえばせいぜい部屋着で使っているバンドTシャツくらいしかなく…。夏のマストアイテムだというのに、シンプルで誤魔化しがきかないという苦手意識からか、Tシャツをあまり手に取ることなく夏を乗り切っていたのです。

今年、そんな私の購買意欲をそそり、クローゼットを眩いばかりの白で埋め尽くしたのは、ユニクロから発売された、ソフィア・コッポラ監督の映画をフィーチャーしたTシャツコレクションです。ガールズ・ムービーの旗手として知られる彼女が監督した『ヴァージン・スーサイズ』『ロスト・イン・トランスレーション』、『マリー・アントワネット』、『SOMEWHERE』、『ブリングリング』の5作品がラインアップされています。中でもお気に入りはキルスティン・ダンスト主演の『マリー・アントワネット』のTシャツ。豪奢なケーキに囲まれたマリー・アントワネットの写真の上に「IT’SNOT TOO MUCH IS IT?」というセリフがショッキングピンクでプリントされたデザインは、キュートなのにどこかパンキッシュでもある作品の世界観にピッタリです。

私が『マリー・アントワネット』とソフィア・コッポラを初めて知ったのはテレビの映画紹介コーナーです。歴史ものなのにコンバースのスニーカーが紛れ込んでいるなど、遊び心ある作品として紹介されていて、すぐにレンタルビデオ屋さんへ駆け込んだのを今でも覚えています。辛い現実から逃れるように遊びに興じるマリー・アントワネットの悲しくも美しいショットの数々に心奪われ、劇中歌で使われているバウ・ワウ・ワウの「I Want Candy」はイントロですぐにわかるほど何度も観返していました。それほど大好きな映画のTシャツならば苦手を克服できるかも…と淡い期待を寄せ、気が付いたらほかの作品も買い物かごに入り、ほぼコンプリート状態になってしまいました。

発売記念イベントのため来日していたソフィア・コッポラのインタビューによると、彼女はバンドTシャツを集めているそうで、「撮影現場に着ていくと会話のきっかけになって、Tシャツは人と人を繋げてくれる素敵な存在だと思う。」と語っています。映画や音楽、キャラクターなど自分の“好き”をストレートに表現できるTシャツを私も胸を張って着ていきたいと思うのでした。

(しかまる。)