まるで本を開くように、さまざまなお茶が楽しめる商品があります。世界のお茶専門店ルピシアの人気シリーズ「ブックオブ ティー」の最新作「ブック オブ ティー・オ プランタン」は、フランス語の副題「Au printemps オ プランタン＝春に」の通り、花の香りをまとったお茶や、春摘み紅茶、春限定のお茶など、30種のお茶がセットになっています。以前からその存在自体は知っていたのですが、なかなか機会がなかった「ブック オブ ティー」。先日たまたまSNSを眺めていたら「ブック オブ ティー」の広告が流れてきて、これいつか試してみたいんだよなあと考えていると、玄関のチャイムが鳴りました。友人から届いた郵便物を開けてみたら、なんとそこにはたったいま目にしていた「ブック オブ ティー」が…！　まるで誰かに見られていたようなタイミングにびっくりしました。送ってくれた友人も自分用に同じものを購入したそうで、離れた場所に住んでいても一緒にお茶の時間を楽しんでいるようなうれしい気持ちになりました。

お茶にはさまざまな種類がありますが、同じ茶葉から作られることをご存じでしょうか。風味が異なるのは発酵などの違いによります。若い茶葉が発酵して成分に含まれるカテキンが酸化することでウーロン茶になり、更に発酵を重ねることで香り豊かな紅茶になります。ちなみにフレーバーティーは茶葉を人工的に香りづけしたもので、アールグレイの茶葉にはベルガモット（柑橘類）のフレーバーがつけられています。紀元前の古代、中国で発見されたといわれるお茶。かつては薬用としてはじまったお茶が漢方薬や喉の渇きを癒やす飲み物にとどまらず、やがてコミュニケーションを深めるために広がってきたと想像すると感慨深いです。お仕事の合間、また甘いおやつと共に、ほっと一息おいしいお茶をいれてみませんか。

（ちゅんこ）