2019.11.13

【スタッフコラム】わが職場の日常 by KANI-ZO

今回は、早稲田松竹の日常から「小さな庭」をご紹介します。当館には、唯一の花壇が券売機横にあります。そこにはハマサカキという種類の生け垣が植えてあります。一年を通して青々と茂るハマサカキの横には小さなスペースがぽっかりと空いています。そこは以前、オギノさんというお掃除のおばさんが、ジャンルを超えたキャラクターグッズ等をあしらった“オギノさんの庭”がありました。

私も勤め始めた当初その世界観には驚愕し、早稲田通りを通る子供たちが吸い寄せられるように“庭”を観に来る姿を微笑ましく受付から眺めていました。しかし、時の流れと共にオギノさんも現役を引退され、庭も段々と壊れてしまい小さなスペースがぽっかりと空いてしまったのです。

しばらく、何もないままになっていたのですが、最近植物を植えました。最初に、石やごみなどを取り除き、固くなった土を耕し、肥料に腐葉土と油かすを入れ整地しました。耕している時、東京では普段嗅ぐことない土の香りが、田舎育ちの私たちの望郷と忘れていた子供心を思い出させてくれます。

その後、何を植えようか思案していると、綺麗になった小さなスペースの真ん中に、ぽつんと小さな足跡があるではないですか! 分かるよ。その気持ち。水たまり、まっさらに積もった雪、綺麗な土。それに足跡をつけたくなる子供心。いいんだよ。やっぱりあのスペースは、通りを歩く子供に人気なようです。

今、ヤブランとヒューケラを植え、これからも少しずつ春の季節に咲く植物を植えようと考えています。それと子供心をくすぐる物も忘れずに。 皆様もご来館の際は、目線を下げて眺めて頂ければ幸いです。

(KANI-ZO)