2018.03.01

【スタッフコラム】☆☆☆に憧れて

こんにちは! スタンドです。突然ではありますが私、4月で早稲田松竹を退職することになりました。早稲田松竹日和の冒頭のコラム担当から始まり、この『☆☆☆に憧れて』までメルマガをご愛読頂いている皆様には感謝の気持ちしかありません。たまに感想を頂いたりしたときは、読んでくれる人がいるのだなと凄く嬉しく思っていました。今回は、映画館でしか出来ない仕事についての思い出を振り返りたいと思います。

『映画館の仕事に憧れて』

映画が好きという気持ちだけで面接を突破し、早稲田松竹で働くことになったのはもう4年も前の事です。最初にぶつかった壁は“35mmフィルムの上映準備”でした。しかも私がデビューした上映作品は増村保造監督の『刺青』。最初から大物過ぎてフィルムに触るのが怖くて仕方ありませんでした。当時使っていたノートに、正しいルートで手際よく映写機にセットする方法や、間違えたときに先輩から貰ったアドバイスなどが色々とまとめられていて、映写機の構造の絵まで描いている自分の必死さが微笑ましく感じられます。一人できちんとセットできるようになった時は自分が早稲田松竹の役に立てているようで嬉しかったです。

実は、早稲田松竹を辞めると決心してからというものフィルム上映が増えています。緊張しながらも、手際よく出来ている自分に4年の歳月を感じずにはいられません。何年たっても自分がセットしたフィルムがスクリーンに映し出されるのを映写窓から見るのはとてもワクワクします。「これって映画好きなら一度は憧れる景色だな」と思い始めると、いつもの仕事が特別なものに感じられます。残り少ない景色を目に焼き付けている今日この頃です。

(スタンド)