2018.04.05

【スタッフコラム】わが職場の日常  byKANI-ZO

今回は、早稲田松竹の日常に訪れた「春、そしてお別れ」のお話です。4月を迎え、いつもの様に夜の高田馬場駅前ロータリーは、新入生などでごった返しています。そんないつもの春模様ですが、今年の早稲田松竹の春は、ちょっぴり寂しい空気をまとっているのです。

4年間共に働いた同僚スタンドちゃんが夢に向かってこの春、早稲田松竹を巣立って行きます。そして私は今、後日行われる送別会の時に渡すサプライズプレゼントを作っています。卒業プレゼントの定番は色紙に寄せ書きですが、作っているのは早稲田松竹ラインアップチラシを模して、スタッフそれぞれの写真と贈る言葉を添えた特別版チラシです。もちろん表紙も特別バージョンです。チラシ担当者の総力を決し、良い物が出来上がりそうです。もう一つは、思い出の沢山詰まった写真アルバムです。懐かしい写真も多く、痩せたり、太ったり、髪形が今と大きく違ったりで皆でワイワイ言いながら作っています。

掲示担当の彼女と一生懸命飾り付けしたショーウィンドウの数々。早稲田松竹の暑気払いや忘年会で、お酒に強い彼女が酔ったスタッフを転ばぬように支える姿。劇場ロビーに迷い犬を連れてきて皆であたふたした事もありました。写真アプリで髭の生えた私と彼女の顔を入れ替えた、おぞましくも面白い写真。プレゼントを作りながら、振り返る彼女との沢山の思い出にホロリと来てしまいそうです。

そんなことを感じながらもうすぐ完成するアルバムは女子高校生のプリクラ帳の様に賑やかでみんなの笑顔満載です。早稲田松竹がたくさん詰まったプレゼントを贈り、皆でスタンドちゃんを笑顔で賑やかに送り出してあげようと思います。春の風はいつだって暖かいのです。

(KANI-ZO)