2018.04.26

【スタッフコラム】このイケメン! byパズー

Vol.23 今月のイケメン「ポール・ダノ」

今回は、コラムを始めた頃から書きたいなあと思いつつこれまで取っておいた、パズーの(勝手に)秘蔵っ子的俳優、ポール・ダノ(以下PD)をご紹介します。先週まで当館で上映していた『スイス・アーミー・マン』の主役を演じていた彼です。

NY生まれ、現在34歳のPDは、子役から活躍しているベテランで、若い頃からその演技力は評価されています。私は多くの人と同じように、話題となった『リトル・ミス・サンシャイン』(06)や『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(07)でPDを知りましたが、この頃まだ彼は20歳前だったというのが信じられません。だってこの時点ですでに演技が完成されていたから…。

丸いフォルムのお顔にハの字の眉毛、そして常に微笑を湛えているという、いかにも内気で良い人そうな見た目のPD。ナヨナヨした役をやらせたら右に出る者はいない!って感じです。弱さゆえの卑怯な役も多く、映画の終盤ボコボコな目に遭ってる率もかなり高いですね。フェイバリット作品は『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(14)。ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの若かりし頃を演じています。PDは役のために13kgも増量したそうで、正直決してイケメンとは言えません。でも自身がバンドをやっているだけあって、歌声や演奏がとっても素敵です。天才の孤独な心を繊細に表現しています。

恋愛方面も若くしてしっかりしていて、2007年から現在まで、女優のゾーイ・カザンと交際しています。彼女とは『ルビー・スパークス』(12)で恋人同士を演じていますが、そのずっと前から付き合っていたんですね…。お互い脚本を書いたりもしていて、私は「ナードでギークなサブカルインディーズ系カップル」と呼んでいます。ちなみにPDというニックネームは、ゾーイが彼のことをそう呼んでいるので真似してみました♪

自分のキャラや好みが確立されているPDなので、これからイメチェンしたりはしなさそうですが、いつかは超イケメンの役をやってくれることを願っています!

(パズー)