2018.05.17
【スタッフコラム】わが職場の日常 byKANI-ZO
先週までの上映だったブレードランナー新旧二本立て。上映に向けて早稲田松竹ペーパークラフト部を再発足しました(前回は『マッドマックス』インターセプターを製作)。『ブレードランナー ファイナルカット』に登場する様々な未来的なデザインの建造物や機械がありますが、メカ大好きな私の心をくすぐったのは空飛ぶブルーの車“ポリススピナー”です。
インターネットでフリーの図面を見つけ出し、製作を決意しました。我々に与えられた製作期間は2週間です。しかし、作業を始めるとインターセプターの時より、パーツの切り出しが細かく難しいのです。しかもパーツ点数は105点! これは終わるのかと疑心暗鬼になりながらも早稲田松竹ペーパークラフト部は、めげもせず途方もない切り出し作業を続けました。切り出しが終わったのは製作期間残り4日というところ。最後は皆の力を借りて完成となりました。仕上げに、空を飛んでいるようにディスプレイし、主人公ハリソン・フォード扮するデッカードと続編2049のライアン・ゴズリング扮するKを乗せて、劇中では見られないシチュエーションでインスタ映えを意識しました。なかなかの出来栄えに私は大満足です。お客様からの反響もありがたい事に沢山頂き、早稲田松竹ペーパークラフト部の次作への励みになります。
1982年に公開されたブレードランナーに描かれる近未来は、37年後の2019年です。来年にはまだまだ車は飛びそうにありませんが、次に実現する新たな交通機関は何でしょうか? 先日、支配人と早稲田通りの古い写真を見ながら初めて知ったのですが、15年ほど前、通りに埋まった線路掘り出し工事があったそうです。早稲田松竹の目の前を走る電車と言えば、高田馬場まつりで子供を乗せて走るトーマスですが、1968年までは本物の路面電車が走っていたとにとても驚きました。高田馬場も50年でずいぶん変化があったのだと感じました。近い未来、空飛ぶ車で早稲田松竹に来るなんて事もあるかもなと、ワクワクしてしまう私でした。
(KANI-ZO)