2018.08.09
【スタッフコラム】このイケメン! byパズー
vol.26 今月のイケメン「オーウェン・ウィルソン」
当たり前かもしれませんが、私が俳優を好きになるきっかけはたいてい好きな映画に出演していたからです。今回のイケメン、オーウェン・ウィルソンも典型的にそのタイプ。自分の好きな映画にやたら出ているんです、この方。ということで、金髪碧眼に優しい笑顔、高校時代のフットボールで折れてしまったという特徴的な鼻がチャーミングな、アイリッシュ系アメリカ人のオーウェン・ウィルソンをご紹介します(彼を呼ぶときはどうしてもフルネームになってしまいます。だってどっちが名字か名前かわからない…)。
盟友であるウェス・アンダーソン監督作品やベン・スティラーとの共演作で知ったので、頼りなかったりおバカだったり、インディーズ映画に出てくる愛すべきクセ者キャラのイメージが出来上がっていたのですが、実は『アルマゲドン』(97)とかジャッキー・チェン共演の『シャンハイ・ヌーン』(00)とか、ハリウッドのヒット作にもたくさん出ているのですね。若い頃からちゃんとセレブなスターだったこと、失礼ながら最近知りました。
とはいえ、彼の本領発揮はやっぱりちょっとスキのある感じの役だと思います。ウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』(11)の夢見がちで優柔不断な主人公ギルは当たり役。若かりしアレンにもそっくりで、映画自体も大ヒットし代表作になりました。前述したようにウェスやベンなど、一度組んだ監督の作品に続けて出演するケースも多いので、多分とても義理人情に厚い愛される人柄なんでしょう。
けれどその性格が恋愛においては問題になるケースも…。オーウェン・ウィルソンがこれまで一番世間を騒がせたのは、2007年のケイト・ハドソン(『あの頃、ペニー・レインと』の可愛い子ちゃん)との破局による自殺未遂事件。モテ女のケイトに振り回されたといわれてますが、なかなかやっかいなヤツです。でも復活したあとは彼にも数々のロマンスの噂が流れ、2011年には一般人の恋人との間に子供が生まれました。現在日本公開中の『ワンダー 君は太陽』では顔に障害をもった少年の父親役を好演していて、実生活が活かされているんだなぁとほっこり。良い人そうだけど危なっかしくてほっとけないオーウェン・ウィルソン、優しく見守っていこうと思います。
(パズー)