2022.09.22
【スタッフコラム】うどん粉デザインばなし byうどん粉くん
季節の変わり目で不安定な天気が続いていますが、先日スーパーで“秋”と出会いました。ぶどう? 梨? 秋刀魚? いいえ違います。カルビー“四季を巡るポテトシリーズ”「ア・ラ・ポテト」です。北海道の新じゃがを使った厚切りギザギザのポテトチップスで、毎年秋にしかお目にかかれません。お会いした瞬間、「今年も会えたね」という喜びとその安心感に包まれながら買い物カゴに入れました。
このシリーズは「春ぽてと」「夏ポテト」「ア・ラ・ポテト」「冬ポテト」の4種類。ネーミングからして「ア・ラ・ポテト」さんが異彩を放っていますよね。それもそのはず、89年から販売しているこのシリーズの先駆者なのです。その後93年に「夏ポテト」が販売され、「春ぽてと」と「冬ポテト」は比較的最近出てきたイメージです。僕にとって前者ふたつは、人生を共に過ごしてきたマブダチ的存在で、毎シーズンのファーストコンタクトの高揚感はハンパじゃありません。「春ぽてと」「冬ポテト」とはまだ知り合い程度の関係性なので、これから距離を縮められたらと思っています。それぞれ産地や採った時期が違うじゃがいもを使った厚切りチップスで、ギザギザだったりゆるめの波なみだったりカットの違いも楽しめます。
このシリーズが素敵な点は、ポテチのおいしさだけじゃなくパッケージデザインにもあります。毎年アップデートしつつも、商品イメージやロゴデザインは大きく崩さないところがポイントです。「ア・ラ・ポテト」は素朴でぽてっとしたロゴに北海道を押し出したデザイン、「夏ポテト」は爽やかなイメージに「夏」の文字を大きくセンターに配置するデザインなど、一貫しています。期間限定の季節を報せる商品なので、このブレない安定したデザインがぼくたちに「今年も会えた!」という高ぶりを与えてくれるんですね〜。
なかなか頻繁には会えないけれど年1回くらいで会ったら、ちょっとした見た目の変化はありつつも変わらない安心感のある地元の友達みたいなポテチたち。これからもマブダチのようなポテチたちと季節を感じながら生きていきたい、うどん粉なのでした。
(うどん粉くん)