2021.09.02

【スタッフコラム】しかまる。の暮らしメモ byしかまる。

第19回「自分で作り変えるインテリア」

一人暮らしを始めてから約3年が経ち、今月私は人生二回目のお引越しをすることになりました。短い間だったけれど、自分で一から作り上げた城。それをまっさらな状態にするのは、なんだか少し寂しい気もしています。そんな気持ちと相反するように、新居のインテリアはどうしよう? というワクワクした気持ちもあり、何を残して何を捨てるか絶賛脳内会議中です。

さっそく新居のインテリアの参考にしようと、これまでに観てきた映画を振り返ってみました。例えば、私の永遠の憧れでもあるフランス映画『アメリ』の真っ赤な壁が印象的な部屋や、アスペルガー症候群の主人公とその家族のハートフルな物語を描いた映画、『シンプル・シモン』のポップな北欧インテリアなどなど…。どれもとびっきり可愛いのですが、ここは日本、真似するのはちょっとハードル高めです。

そんな中、私が少しでも真似できそうだなと思ったのはジム・ジャームッシュ監督作品『パターソン』です。ニュージャージー州パターソンを舞台に、アダム・ドライバー演じるバスの運転手パターソンと、その妻ローラ、愛犬マーヴィンの月曜日の朝から次の月曜日の朝までの1週間に起きるさまざまな出来事を描いた名作中の名作。物静かで日々のささやかな出来事を詩に綴る主人公パターソンとは対照的に、思いついたことをすぐ行動に移してしまうアーティスティックなローラに私は心惹かれました。ローラはモノトーンが大好きなようで、家のインテリアのそこかしこに白と黒で構成されたものが散りばめられています。彼女はある日、花柄のレースカーテンを黒の絵の具でペイントし、それをパターソンに披露。黒い円で埋め尽くされ様変わりしてしまったカーテンを見たパターソンは怒るどころか、「ステキだ。全部違う円なのが良い。」とその出来栄えを褒めます(ちなみに次の日はシャワーカーテンにもペイントする始末)。この時私は、なるほど、カーテンをペイントするのも有りなのか! と衝撃を受けました。

インテリアは一度買ってしまうとなかなか替える機会がなく、選ぶのに慎重になりますが、ローラのように“自分の手で作り変える”のも暮らしを楽しくする一つの方法なのだと気づかされます。また、モノトーンなら少しインパクトのある柄でもオシャレにまとめることが出来そうだなと、インテリアのヒントも得られ、さっそく新居のお部屋作りの参考にしようと意気込むしかまる。なのでした。

(しかまる。)

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