2021.06.30

【スタッフコラム】しかまる。の暮らしメモ byしかまる。

第18回「ひとり時間を楽しむ」

映画を好きになり始めた頃、帰り道に作品の世界観に浸りたくて、よく一人で映画館に行っていました。いまは誰かと共有したい気持ちが勝り、映画はもちろん、美術館や新しくできた話題のお店など一人で行けるような場所でも、つい友人を誘ってしまいます。そんな私にひとり時間の楽しさを思い出させてくれたのは、今年の春ドラマ『ソロ活女子のススメ』です。

食を中心に様々な“お一人様”を描いてきたテレビ東京の金曜深夜枠での放送で、原作はフリーライターの朝井麻由美さんによるエッセイ本です。江口のりこさん演じる出版社勤務の主人公、五月女恵(さおとめめぐみ)が好奇心の赴くまま至るところに一人で足を運び、ソロ活を満喫するというストーリー。このドラマを推せる! と思ったのは、第二話のソロ動物園と水族館の回。色んな生き物が展示されているので、全部見て回ろう! という人の気持ちも理解しつつ、主人公は真っ先に自分の推し動物、ゴールデンイーグル (イヌワシ)のもとへ直行。シャッターチャンスをじっと待ち、一眼レフで写真を撮ります。私も動物園に一人で行く時には大好きなシロクマのもとへ真っすぐ向かうので、これには共感の嵐! 誰かと一緒に行くのも楽しいけれど、一人でしか味わえない楽しさもあるんだよなぁ…。と当時の気持ちが蘇ってきました。

ドラマは気球やロッククライミングにBBQなど、回を追うごとに一人○○のハードルが上昇。なんとなく世間から“普通誰かと一緒に行く/する”と思われているアクティビティにも積極的に挑んでいく主人公の姿に勇気をもらえます。そんな視聴者の声を代弁するかのように、主人公の周りの人たちはソロ活を極めていく彼女のことを尊敬や憧れのまなざしで見ていて、なんとも平和な世界が広がっているのもこのドラマの魅力の一つなのです。

さて、ひとり時間と言えばやっぱり映画。ということで、先日久しぶりに映画をハシゴしました。選んだ作品はファッション好きとしては見逃せない『クルエラ』と、アカデミー賞を受賞し話題となった『ノマドランド』の二本。まったくジャンルが異なる作品なので、大丈夫かしら…? と自分で予約しておきながら心配になりましたが、それも一人だからできること。作品と作品の合間にパンフレットを読んで余韻に浸っていると、あっという間に時が過ぎてしまいました。こうして一人でじっくり味わう時間も時には大切だなぁ…と身をもって感じた、しかまる。なのでした。

(しかまる。)